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長崎北高図書館(平成13年度長崎地区学校司書研究会)
| NO | 図書名 | 著者名 | 出版社 | 定価 | 解説・内容・感想など |
| 1 | 深き淵より(他)かぎりなくやさしい花々鈴のなる道など | 星野 富弘 | 偕成社 | まさに深き淵より、どん底から愛にささえられながら、はいあがった著者。そして今度は、その著者の詩・画が同じように苦しむものの思言のささえになっている。何回となく心あらわれ、福祉を考えさせ、人の心にうったえるものがある。 | |
| 2 | 愛が引き裂かれたとき(追跡ルポ・結婚差別) | 石飛 仁 高橋 幸春 |
解放出版社 | 1854 | 京都・長野・広島で起きた結婚差別事件取材から数年後、当時の関係者の心の軌跡をたどって再び現地に向かう。「君は彼女を真剣に愛していたはずだ、なぜだ?恋人が部落出身≠ニいう理由で君の愛情は本当に冷めたのか?」告発した女性、差別した当事者の男性家族の本心を聞き出すことを通じて差別≠ニいうものの真の姿を少しでも明らかにしてみたい・・・。そんな思いから本書はまとめられた。 |
| 3 | 愛死 (上・下) | 瀬戸内 寂聴 | 講談社 | 1400 | 透子が旅先で知り合った美青年、亮はパートナーをエイズで失ったホモセクシャルだった。血友病とエイズに二重苦に悩む祐二を愛する少女、舞。過去の不貞による感染に脅える大学教授夫人、彰子。愛するがゆえの病苦が透子のまわりを取り巻いていた。「その病は愛の踏絵℃痰ォ恋人の心が試され、夫婦の絆が問われる。」 |
| 4 | 愛すること | 樋口 恵子 | 全国SLA | 150 | 集団読書用図書 |
| 5 | 愛をささえるもの(女性の本棚シリーズ) | 石垣 綾子 | 大和書房 | この本を読んで、自分自身のストレスの高じた結果とはいえ、ちょっとした思わぬ言動のたびに、周りの者を傷つけることが多くなったことを反省させられた。本当のやさしさとは何だろうかとあらためて考えさせられた。 | |
| 6 | アウシュヴィッツの記録 | 平和博物館を創る会平和のアトリエ | 三省堂 | 5000 | 第二次大戦中、ナチス・ドイツが建設した強制収容所のひとつ、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所の様子を記録写真によって描いたもの。 |
| 7 | あおくんときいろちゃん | レオ・レオーン | 至光社 | 1200 | 大好き同士のあおくんときいろちゃんは一緒にいるのがうれしくてみどり≠ノ溶け合ってしまったけれど、完全に溶け合いすぎて問題が・・・。子どものいたずら描きのような絵本は、とてもシンプル、それでいて愛についての深遠な哲学を教えてくれる。 |
| 8 | 青のフェルマータ | 村山 由佳 | 集英社 | 1300 | 多くに人が癒されることを求めている時代に癒す側の人たちを描いた作品。イルカと登場人物が魅力的。自分の言葉が原因で母の浮気がばれ、親は離婚する。母にののしられているうちにショックで彼女の声は出なくなってしまう。そして、彼女がやって来たのはイルカとの交流で人々が癒されるというイルカ研究所だった。そこでのいやしを与えようとする人といやしを求める人たちの関係を描いた作品。 |
| 9 | 赤木かん子〔BOOK〕術子供の本がいちばん(シリーズ日常術 9) | 赤木 かん子 | 晶文社 | 1200 | あるときは子どもの本の手作り雑誌「鳥賊」の編集長。あるときは子ども図書館「海賊船」キャプテン。そしてあるときは日本でただ一人の「本の探偵」さん―。“児童文学”っていうネーミングのせいで、子どもたちしか読まないもんだと思われてしまってる。不幸な、だけど本当に素晴らしい本の数々があります。「そんなの、もったいないよー!」ならば、というわけでこの山の案内人をかってでたのがかん子さん。どんなに落ち込んでいても、彼女がおすすめするこれらの本と出会えば、必ず元気がでてきます。 |
| 10 | 悪妻に捧げるレクイエム | 赤川 次郎 | 角川書店 | 380 | 女房の殺し方教えます!ひとつのペンネームで小説を共同執筆する四人の男たち。彼らが選んだ新作のテーマがよりによって「妻を殺す方法」。常日頃、女房に泣かれ、悩まされている彼らは、アイデアを練るうちに、夢と現実がごっちゃになり、事態は思わぬ方向へ・・・。 |
| 11 | 朝の読書が奇跡を生んだ−毎朝10分、本を読んだ女子校生たちー | 船橋学園読書教育研究会 | 高文研 | 1236 | 子どもたちは、きっかけさえあれば本を読むし、本好きへとなっていくのだということが実感させられ、仕事をしていくうえで勇気づけられる本。全校で朝のホームルームの前に10分間、本を読むという取り組みをした学校の記録。 |
| 12 | 新しい人よ眼ざめよ | 大江 健三郎 | 講談社 | 1300 | 脳に障害を持つ子供と共に生きる親としての心の苦しみや喜びをウィリアム・ブレイクの詩をモチーフに吟味しつくした言葉で表現し伝えようとしている。 |
| 13 | あなた(娘)がいま知っておくべきこと | 草柳 大蔵 | 大和書房 | 980 | 著者が現代のお嬢さんに知ってもらいたいことや、いろいろ思うことをさまざまな角度から4章26話にまとめました。美しい生き方をするために、何を思い考えればならないか、学べる一冊です。 |
| 14 | あの夏に・・・・・・・ | 折原 みと | 講談社 | 428 | 出版されたのは終戦50周年の1995年で、著者もその年を記念して書いたとあとがきで述べている。著者、折原みとは中・高校生に人気のある作家で、作品も多い。その中でも、この本の内容は特異なものかもしれない。主人公の女優の女の子がタイムスリップして原爆が落ちる1ヵ月前の広島に行き、そこでいろいろな経験をするストーリー。 |
| 15 | 危ない学校 希望の子育て | 灰谷 健次郎 鎌田 慧 |
光文社 | 840 | 文章は口語体で生徒たちでも読みやすい。出会った少年と恋をするラブストーリーでもあるけれど戦争の悲惨さとむなしさも伝えている。灰谷健次郎は17年間、小学校の教師をやっていた。その経験から今の学校の有り様のおかしさや子供たちの変化を語っている。また、鎌田慧も実際に学校とかかわることでいじめ≠ェ起きる原因を考えている。机上の空論ではなく、実体験からの意見に納得。 |
| 16 | アメリカに学ぶこと―パールバックの人生論― | 石垣 綾子 | 岩波ジュニア新書 | 530 | 「バックの歩んだ道、アメリカの若者の勇気ある生き方をバックの人生観とともに紹介して、日本の若者に“自立した人生を”とつよく訴えかけた」本です。バックの生き方に深い感動を覚える。「大地」を読んでみようという気にさせる。 |
| 17 | 謝らないアメリカ人すぐ謝る日本人 | 高木 哲也 | 草思社 | 1648 | 日米文化比較の本は多くあります。わかりやすく、「得点主義」のアメリカ、「減点主義」の日本といわれれば、ナルホドとうなずいてしまいます。 |
| 18 | ありがとう、かまち | 山田 かまち | 文藝春秋 | 1300 | 山田かまちへのメッセージ。その展覧会場でこみあげる思いをノートの綴った。かまちの代表作「生きる」他、絵画未発表作稿など50点収録。 |
| 19 | アルジャーノンに花束を | ダニエル・キイス | 早川書房 | 1100 | 解説「知能指数70の主人公が手術によって天才となる過程を描いた作品で、けれど、同じ手術を事前に受けたネズミのアルジャーノンが驚異的な知能を得たのちやはり急速なスピードで知能を失うのを見て、主人公が自分の行く末を知る。」とストーリーを要約してしまえば単純な物語である。だが、一人称による経過報告式の文章で主人公の意識の変遷を追うなかで、それに舞台となるアメリカの都市の片すみのていねいな描写がからみ、そこに生きている人々の人間的な面があらわれていて、作品には深みが生まれている。 |
| 20 | アンネ・フランク心の旅路 | 谷口 長世 | 講談社 | 1800 | アンネの追憶とフランクフルト、プリュッセル、ブリュージュ、アムステルダムなど取材し、悲運の真実を明らかにした装丁の美しい本 |
| 21 | アンネの日記 | アンネ・フランク | 文藝春秋 | 1200 | <隠れ家>での雑居生活という異常な環境で思春期を迎えた少女の心をとらえる不安・恐れ・怒り、そして愛。日記に刻みつけられた驚嘆すべき人間観察、洞察力、ユーモア感覚、わずか2年の、しかも極限された生活のなかで果たされる目ざましい人間的成長・・・。永遠の名著の持つすばらしさをあますところなく伝える、画期的<新書版> |
| 22 | 生きがいの創造 | 飯田 史彦 | PHP研究所 | 1500 | 著者は国立大学経済学部の助教授。経営学の学術誌に「生きがいの夜明け」として論文を発表。その反響の大きさに一冊の本として出版されたもの。「死後の生命」や「生まれ変わり」を科学的情報で解説しながら人生の意味を見つめ直そうというもの。 |
| 23 | 生きた漢語の使い方 | 相原 林司 | 有斐閣新書 | 680 | 私たちの家にはたいてい玄関や書斎があるがこの「玄関」や「書斎」は紛れもなく漢語であって、これを他の表現に替えるのは今のところ困難である。それではなぜ、建物のそれぞれの個所を「玄関」といい、「書斎」というのだろうか。 |
| 24 | いくさ世を生きて(ゆう) | 真尾 悦子 | 筑摩書房 | 1200 | 沖縄戦がやさしくわかる本 |
| 25 | いくつもの週末 | 江國 香織 | 世界文化社 | 1200 | いつも週末みたいな人生ならいいのに・・・・。自らの結婚生活をベースに、穏やかな愛のかたちを綴ったハートフルなエッセイ。16編 |
| 26 | 一億の地雷 ひとりの私 | 犬養 道子 | 岩波書店 | 1700 | 地雷と義足を一緒に作っている工場がある!「こんな工場を考え出して悦に入るような人間を百倍も二百倍にも上回る数で、地上の和を求める善き人がいる」ことを強く信じ続ける著者です。 |
| 27 | 一生感動 一生青春(他)雨の日には・・・おかげさん | 相田 みつを | 文化出版局 〃 ダイヤモンド社 |
素人風の筆法で詩句を書いた作品は、仏教的な視点から見た自分をテーマにしたものだが、仏教的な言葉を使わず、日常的な言葉を使って表現したものが多い。悩みや苦しみが大きいほど読む人の心に訴えかける。 | |
| 28 | 一色一生 | 志村 ふくみ | 文春文庫 | 340 | 生徒よりも大人の人が深く感動すると思う。著者は、染色家 |
| 29 | 愛しのセルゲイ | エカテリーナ・ゴルデーワ | ベースボールマガジン社 | 1800 | この物語の語り部であるエカテリーナはロシアの天才スケーター、セルゲイ・ミハイロビッチ・グリンコフの妻であり、かつてセルゲイのペアパートナーは人生のパートナーへ。ロシアのスポーツエリートの二人が思春期に芽生えた愛をはぐくみ、オリンピックで二度の金メダルに輝く。だが幸せ過ぎたペアを待ち受けていたのは、あまりにも過酷な現実だった。 |
| 30 | イラストの描き方(イラストレーション・カタログ) | トマト・スタジオ | 日本文芸社 | 950 | イラストの描き方というよりは、描くための材料と道具の説明が非常に詳しい。 |
| 31 | いろはに困惑倶楽部 | 原田 宗典 | 文藝春秋 | 1200 | いろはの『い』ー痛い・・・スズメ蜂に頭を刺されたこと。患部の頭髪を全部引っこ抜いて、その部分を超強力シャベルでほぐり出したかったくらい痛かった。皮膚科で冷酷に「死ぬかもしれない」と言われた時<今すぐ首はねてくれ>と思いました・・。いろはの『ろ』ー老人・・・亡くなった祖母の話。いとこが「ナウイじゃん」という言葉を教えていたところ、何度言っても「まるいじゃん」としか言えなかった・・・。つづく |
| 32 | インタビュー「仕事」の世界(1〜16) | 「仕事」編集委員会 | 日本経済評論社 | 各 1800 |
いま人々はどんな仕事をしているのか。どんな思いで働いているのか?本シリーズの企画はそのことを探りだすためにつくられました。さまざまな仕事についている450人の人々が、自分の仕事の姿と働くことの意味を語りかけてきます。@ソフトをつくるA牛仕事B教えるC楽しませるDライセンスE伝えるO代行するetc |
| 33 | Visual Human Life THE 日本 | 講談社 | 12000 | 「日本が見える、日本が読める大事典」「監修」・梅棹忠夫、梅原猛他。『北から南へ日本列島を足で歩き、各地さまざまな人びとと触れ合いながら、日本各地の声・匂い・色・味そして肌ざわりをじかに感じとりたい。日本人であると外国人であるとを問わず、今だれしもが抱くこの気持ちに応え、8000人に及び人びとの声を直接聞きとりながら一冊にまとめあげたのが本大事典「THE 日本」である』 | |
| 34 | ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を | 菊地 敬一 | リブリオ | 1600 | 名古屋でヴィレッジヴァンガードという本屋を経営している著者のエッセイ。本に対する気持ち、経営感覚など勉強になることも多い。 |
| 35 | 兎の眼 | 灰谷 健次郎 | 新潮文庫 | 360 | 有名な本なのだが、読んでいなかった。ちょっとしたキッカケ(AERAに作者のことが紹介されていた)で読んでみる気になった。児童文学だけれど、内容は大人にも十分すぎるくらいだと思った。子どもたちはどんなふうに読んでいるのだろう。この本に対する批判も読んでみたい |
| 36 | 薄紅天女 | 荻原 規子 | 徳間書房 | 2300 | 「空色勾色」「白鳥異伝」の3部作め。前作2部とも読んだら必ず3部作めも予約してくる。 |
| 37 | 宇宙で食べる | 若居 亘 | 同文書院 | 1300 | 「アメリカとソ連、どっちが進んでいるんですか。宇宙では?」宇宙開発の取材を始めて、もう十年。こんな質問を何百回も受けた。その度にわたしは冷汗をかいてきた。ソ連を知らなかったからである。 |
| 38 | 海の向こうで暮らしてみれば(1・2) | 創都・毎日放送 | 双葉社 | 1200 | 海外で、さまざまな仕事に就いて生活している女性のルポルタージュ。月収・家賃・生活費など、具体的な数字をあげてある。実際に生活している女性の様子は説得力あり。以前、TVで放映されていた番組を本にまとめたもの。 |
| 39 | 海をわたるチョコレート(青春ノートT) | 立原 えりか | 国土社 | 1000 | 小学生から中学生へと成長していく娘との交換日記。「ありふれた小さなことを、しっかりと見つめることが、女の子の心をゆたかにやさしくするのです。」とあとがきにあるが、しっかりと見つめさせる母親の姿勢に感動した。 |
| 40 | 英国紅茶への招待 | 出口 保夫 | PHP研究所 | 1400 | 英文学者の著者が書いた紅茶の楽しみ方の本。英国人の生活の中の紅茶、茶器の由来や使い方、紅茶にまつわる話など美しい絵とともに楽しめる本。 |
| 41 | 英語で日本語を話そう | 小松 達也 | サイマル出版社 | 1500 | 名同時通訳者が7人の著名外国人と異文化時代日本のイメージポイントを解き合う。海外交通や英会話に役立ちそうな本だと思う。 |
| 42 | 英語はお経!?―支局長のおしゃべり英語術― | 平野 次郎 | 主婦の友社 | 880 | NHKのニュースキャスターとしてお馴染みの著者が英会話は、まず、まねをすることからはじまり、まねができないようじゃ会話ははじまらないし「好きこそもののじょうず」というように人の好きになる方法をまねるのではなく自分の好きになる方法を見つけてやればよいと特派員生活の中から英語の学び方、英会話などについて体験を通して話してくれる。 |
| 43 | えくぼ消さないで | テリー・マクミラン | 新潮文庫 | 800 | 私はゾラ、もうすぐ30歳。今度こそ一生続く恋がしたい。そして本気で歌の勉強をするつもり。ところがある日、フランクリンに出会ってしまった。彼こそ私が求めていた人。でも・・・。生活環境も、職業もまったく違うふたりが、出会った瞬間恋に落ちてしまった。人はどこまで人を愛することができるのか―女と男のホンネを描いた新しい恋愛小説。久々に長編(?P631)の小説、それも恋愛小説を読んだ。著者は黒人女性で、現在アリゾナ大学の教授。この小説の内容は自伝的要素が強く、主人公ゾラの同棲相手となるフランクリンのモデルとなった本当の同棲相手からは損害賠償を請求される裁判沙汰にもなった。小説そのものはとても面白い。 |
| 44 | SLY | 吉本 ばなな | 幻冬社 | 1400 | 太陽の国、エジプト。何千年も前から届いた永遠の物語。死の輝きが生命の影を映すとき、人は生を本当に理解するのかもしれない。この本を読んでエジプトに行きたくて・・。 |
| 45 | 援助交際 | 黒沼 克史 | 文藝春秋 | 1325 | ルポルタージュ。援助交際がどんなことなのかがよくわかる。多分、普通のおじさんもいるだろうがヤクザがらみの事件に巻き込まれる可能性も大きいということを認識したい。 |
| 46 | エンデ全集 3 モモ時間どろぼうと、盗まれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな 物語 |
ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | 2884 | 全集の刊行を機にはじめて読んだがおもしろかった。だんだん忙しくなって、ゆとりがなくなっていく社会を暗示したファンタジー。時間銀行に時間を預けるにはどうしたらよいかと聞く人に、灰色の男たち(時間どろぼう)が、とにかく節約さえすれば、いくらしたかはこちらですぐわかり貯蓄される。いくら貯蓄しても、あなたの手元には残りませんからと言うのだが、この設定にとても感心した。 |
| 47 | 老いが老いを看とるとき | 青木 みか | ミネルヴァ | 1545 | 寝たきり≠ェ2週間でつくられると知っていたら・・・・・。医師の言葉・治療方針を疑うことなく受け入れてしまうことによる、望まざる結果に!主体的に老いと向きあう必要を感じた。 |
| 48 | 王様の耳はタダの耳 | 舟崎 靖子 長 新太 |
文化出版局 | 1200 | みなさんおなじみのイソップ物語グリム童話がパロディになって大人のお話(考えさせてくれるという点で)になっています。話の後に教訓がついていてなかなかおもしろい。著者2人のパロディパロディ |
| 49 | 大きなうそと小さなうそ―日本人の世界史認識― | ほるぷ出版 | 1500 | 本書は、第一章「人食う仕事やめた年、1・9・4・5年」、第二章「アジア・アフリカが見えているか」1、高校生の世界像 2、朝鮮史教育と世界認識。以下3,4,5 第三章「文部省検定認識済教科書」1、大日本帝国憲法とトルコ国憲法 2、客観的でいきいきした教科書を 3、「わるい」教科書から「よい」教科書へ。以下4,5のような構成になっている。「自分は差別などしたことない、考えたこともない」とつい思いこみがちであるが、第二章を読んでいると、もしかすると案外自分の気がつかない所で差別をしているのでは、と思わず反省させられるような鋭い意見が随所にある。高校生にぜひ一読させたい本である。 | |
| 50 | 大きな木 | シルヴァスタイン | 篠崎書林 | 800 | 大きなリンゴの木と男の子の話 |
| 51 | 大君の通貨幕末円ドル戦争 | 佐藤 雅美 | 講談社 | 1100 | 徳川幕府が倒れたのは、日本が米英との通商において、為替レートが誤ったためだ、というのが結論である。そうなってしまう経過を、ハリス、オールコックと日本政府という三者関係を軸に描いている。幕末経済と、国際通貨レートのしくみと、当時の対外関係を理解しながら、更に小説としても楽しめる本である。そしてまた、観点を変えて何度も読める。しかもすべてがわかり易く書かれている。 |
| 52 | 大野慎子物語 | 山崎 純男 | 長崎出島文庫 | 2200 | 山梨インターハイで準優勝した平均身長165センチの全員がコートのつむじ風のように駆け回るスピードバスケで大型チームを撃破した活躍と、現在その中の一人で、初の日本人選手としてエバンスビル大を引っ張る大野選手の1年目までの軌跡をシンデレラ・ストーリーではなく、紹介したかった。日本の少年少女が壁に突き当たった時に勇気をもらえる本である。 |
| 53 | お菓子づくり 基礎とコツ | 島津 睦子 | 日本ヴォーグ社 | 1280 | お菓子づくりの基礎とコツをていねいに解説。器具・材料も詳しく、写真がみやすくわかりやすい。女生徒の喜ばれている。 |
| 54 | お茶のある暮らし | 谷本 陽蔵 | 草思社 | 1500 | 国民飲料とも言えるお茶を通じて、日本の文化を保持して欲しいという著者の願いをこめた本。お茶のよさを確認する意味でお茶の風習、茶の木、茶の選び方、入れ方、茶の歴史、お茶と水、お茶と農薬、中国茶や紅茶のことなど、暮らしとのかかわりを通じてお茶のことをかいている。 |
| 55 | 大人問題 | 五味 太郎 | 講談社 | 1796 | いまの日本を取り巻いている有害な大人環境≠ノついての明確な意見はかなりキビシイ |
| 56 | 檻のなかの子 | トリイ・ヘイデン | 早川書房 | 2100 | 憎悪にとらわれた少年の物語。8年間も児童養護施設の机の下でおびえ、だれとも口をきかない15歳の少年ケヴィン。義父からの虐待、憎悪、恐怖・・・・・・・。またもや重いテーマ。トリイと一緒に思い悩み、途方に暮れるトリイの待つ¢ヤ度を学ぶ。 |
| 57 | 女の人生すごろく | 小倉 千加子 | 筑摩書房 | 1440 | (内容ー一部抜粋) 春の目覚め篇ー初潮は本当にうれしいものか。動物、けだもの、男の子、自己放棄の決断。おつきあい篇ー「おつきあい」のしきたりABC/空想満足と現実にタッチできない女たち。OL篇ー「幼稚園の先生」の適正は花嫁の条件/オジさんは職場を家庭にしたがっている。職場のストレスと結婚。結婚篇ー白雪姫の恐しい教訓/泣けないボクと、泣けるキミ/せめて娘を女らしく・・。 |
| 58 | 絵画を読み解く10のキーワード | 山梨 俊夫 | 小学館 | 1500 | 絵の中の笑い、死、子どもなど10の人間の感性をキーワードに、世界の名画を解釈鑑賞する。残念なのは、全篇モノクロなのでできれば、画集(ほとんどの名画集に出ている作品なので)と対比しながら読むと一層面白く、絵に興味ある人に、あすすめの本。 |
| 59 | 海峡の光 | 辻 仁成 | 新潮社 | 1150 | 少年刑務所で看守として働く「私」の前に現れた一人の受刑者。彼は子供の頃「私」を標的にして執拗に繰り返されたいじめの煽動者だった。かつて様々な暴力や支配に耐えぬいた主人公の「私」と監視・支配される立場となった同級生との間に人間の心の中にひそむ復讐心・優越感・恐怖がリアルに伝わってくる。 |
| 60 | 解剖学教室へようこそ | 養老 孟司 | 筑摩書房 | 1100 | NHK第二放送(ラジオ)でこの人の講演を聞いて興味を持った。「解剖」とはどういうことか、モノをバラバラに壊すことのはじまりは「ことばを使う」である。木は木。草には草。名前をつけることはのもを「切る」ことである。世界はことばで表される。だから解剖が発生す。人体をことばにしようとするからである。旧約聖書に「はじめてことばがあった」「ことばは神であった」とある。この意味がはじめてわかったような気がした。 |
| 61 | カウンセラーになるには | ペリカン社 | 1200 | カウンセラー志望が多いのでオススメ! | |
| 62 | 科学する楽しさ | 米沢 富美子 | 新日本出版 | 1600 | 第一章、エッセイ。科学でものを語るのではなく、科学アレルギーをなくすような楽しい話。第二章、科学の分野で今話題になっていることや、21世紀に向けての話。第三章、エッセイ。科学をしている著者自身の周辺について書いたもの。 |
| 63 | 輝ける闇 | 開高 健 | 新潮社 | 970 | 自ら選んで死を賭ける。危険の感覚を文学失ってから久しい。“孤独・不安・疲労・焦燥・死”と生の異相を果敢に凝視したものである。戦火のベトナムが舞台であり、最後にはジャングルの遭遇戦まで出てくるが戦争文学ではなく、そこには腐った政治・汚れた戦争が血うみのように噴き出している。あらゆる「矛盾語法」の世界、輝ける闇、暗黒なる光の世界を映し出している。 |
| 64 | 岳物語 | 椎名 誠 | 集英社 | 著者の息子「岳」の物語。親子のほのぼのとしたふんいきが伝わってくる。 | |
| 65 | かくれ里苦界行 | 隆 慶一郎 | 新潮社 | 600 | 家康より与えられた「神君御免状」をめぐる裏柳生との争いに勝ち、松永誠一郎は、色里、吉原の惚名手となる。だが一度は敗れながら、なお執拗に御免状を狙う裏柳生総帥、柳生義仙の邪剣が再び誠一郎に迫る。加えて吉原を潰すべく岡場所が各地に乱立し、さらに柳生の守護神、荒木ヌ石御門も江戸に現れた。ついに吉原と裏柳生との全面対決の時が・・・。 |
| 66 | 火山のメカニズム | 田中 康裕 | 北隆館 | 950 | この本は、火山と神話、今問題になっている火山予知について、日本の活火山(たとえば雲仙岳、最近噴火した三原山など)のエピソードをまじえ、わかりやすく解説してある本です。 |
| 67 | 火車 | 宮部 みゆき | 双葉社 | 1600 | 現在では、誰もが簡単にもつことができるクレジットカードの情報を利用した犯罪がテーマ。クレジットカードの組織なども詳細に調べてあり、現代社会を反映したミステリー作品。 |
| 68 | 「風と共に去りぬ」のアメリカ | 青木 冨貴子 | 岩波書店 | 650 | 映画とかけはなれたアトランタの町。複雑な人種問題 |
| 69 | 家族狩り | 天童 荒太 | 新潮社 | 2300 | 息子が両親の肉を生きながら裂いていく・・・。「愛しているのか?」と問いながら、家族の闇を暴く心理ミステリー |
| 70 | 片目のオオカミ | ダニエル・ペナック | 白水社 | 1575 | 2000年度の課題図書傷ついたオオカミの心を癒す少年の瞳。人間と動物との共生・未来への希望をこめた愛と友情の物語 |
| 71 | 勝海舟 物語と史蹟をたずねて | 船戸 安之 | 成美堂出版 | 山崎純男(長崎女子バスケット監督)の好きな人物ということで興味を持った。坂本竜馬もいいが、牛若丸とあだ名された麟太郎の方が、写真で見ても凛々しくてかっこいい。 | |
| 72 | 学校図書館のためのパソコン入門Q&A | 大木 実 | 全国SLA | 700 | 学校図書館へのコンピュータの導入を計画する場合、その規模(どこまでをコンピュータ化するか)やパソコンの機種やソフトの選定など、専門的な知識が要求される。素人ではなかなかわからない。この本ではコンピュータの知識がない人を対象として書かれており、コンピュータ化する場合の予算や、必要な周辺機器についてなど、わかりやすく説明してある。 |
| 73 | 金子みすず全集 T美しい町 U空のかあさま Vさみしい王女 解説書 金子みすずノート |
金子 みすゞ | JULA出版局 | セット 8800 |
女子のリクエストで入れた。共感できる詩らしく、女子によく借りられている。3巻あるがいつも貸出中。 |
| 74 | 蒲生邸事件 | 宮部 みゆき | 毎日新聞社 | 1700 | 主人公の少年がタイムトラベルの能力をもった男に連れてこられたのは、昭和11年2月26日の東京。2・26事件の東京を舞台としたミステリー。ミステリアスな話だけに終わらず、最後に作者の主人公たちに対するあたたかい気持ちを感じさせる終わり方になっている。 |
| 75 | カラカウア王のニッポン仰天旅行記 | 荒俣 宏 | 小学館 | 2800 | 1881年(明治14年)に世界周航したカラカウア王の随行記の中から日本極東の部分を抜粋。明治天皇との会見や外交交渉、失敗珍談の数々、東洋と西洋の文化や政治についての論議などおもしろさは天下一品。当時の写真や絵画などの図版や天皇の手紙などの貴重な資料満載。 |
| 76 | カラスも猫も | 武田 花 | 筑摩書房 | 1500 | 2冊目のエッセイ集。写真もあり。 |
| 77 | 変わる「家族法」 | 二宮 周平 | かもがわ | 550 | 家族の人間関係の移り変わりを法律の目を通して再確認できる。 |
| 78 | 環境の世紀へー地球・市場・人間の共生ー | 毎日新聞社21世紀危機警告委員会 | 毎日新聞社 | 1890 | 地球の環境問題は遠い未来の、遠い国のことではなく、現実の暮らしの中で、自らが加害者となり、その深刻さは進行している。高校生に、世界の科学者や知識人の声を聞き。再考してもらいたい。 |
| 79 | 観光コースではない沖縄 | 新崎 盛輝 | 高文研 | 1500 | 現在の沖縄と過去の沖縄 |
| 80 | 看護病棟日記(文庫版) | 宮内 美沙子 | 角川書店 | 470 | 看護とは・・・を考え、声をあげた看護婦の日記風のエッセイ。現在3交代制から2交代制へ法改正案が出たらしく「とんでもないコト!」と共感してしまいました。 |
| 81 | 北朝鮮脱出 (上・下)(他)北朝鮮絶望収容所 私は金正日の「踊り子」だった(上・下)北朝鮮データブック |
美 哲煥 安 明哲 申 英姫 |
文藝春秋 KKベスト セラーズ 徳間書房 講談社(新書) |
495 | 3年ぶりに金正日が新聞紙上を賑わせた。すぐおとなりにある国をなぜか、日本人の多くは(私も含めてだが)北朝鮮という国を、意識的に考えないようにしているような気がする。これらの本を契機に目をむけて欲しい。 |
| 82 | 北の国から・前編・後編・’83冬・’84夏 | 倉本 聰 | 理論社 | 980 980 880 750 |
東京から父親と子供二人で北海道に移り住んだ家族の物語。シナリオの形で書かれている、戯曲は敬遠されがちなので、このような本から入っていけばいいと思う。 |
| 83 | キッチン | 吉本 ばなな | 福武書店 | 380 | 著者が、同年代ということもあると思うが、同じような感覚で物事に共感できる内容であった。特にこの「キッチン」では、「死」ということを考え、その恐怖、悲しさ、淋しさの中から起ち上がり生きていこうとする姿は興味を持って読めた。 |
| 84 | きつねのざんげ | 安野 光雄 | 岩崎書店 | 3090 | 愛する者を喜ばそうと自分を捨ててしまった、きつねの哀しく、せつないストーリーの絵本 |
| 85 | 君について行こう | 向井 万起男 | 講談社 | 1800 | 面白い。人生を充分に生きているという感じ。自分がどう生まれたのかを改めて考えさせられました。 |
| 86 | きみのこと 好きだよ | 国井 節 | ディスカヴァー21 | 1000 | あやまれないでいううちに ますますあやまれなくなって どんどん意固地になっていく・・・。 そんな君がとても好きだよ。 他人の欠点や自分の欠点をあげながら、それを含めて好きだよと肯定していく。自分の欠点もあたたかく見つめることができる本。 その他「ご機嫌の法則」や「好きということ嫌いということ」がある。 |
| 87 | キャラバン 砂漠の愛 | ドロシー・ギルマン | 集英社 | 640 | 砂漠で一人生き残るが、売られたり、様々な経験をする少女の話、読み終わった後、自分の自由で(?)安全な社会に感謝してしまいました。 |
| 88 | 教育としての学校図書館 | 塩見 昇 | 青木書店 | 1600 | 「学校のなかの図書館」とは一体何なのか。 どのような歴史・経過を経て学校図書館≠ヘ作られたのか?そしてそこに働く職員とは?学校図書館法が改正され、司書教諭が配置されることになった。これから学校図書館は変わっていくのだろうか?私にとってはバイブルのような本なので、今この時期にもう一度読み返している。 |
| 89 | きらきらひかる | 江國 香織 | 新潮文庫 | 400 | ホモの夫と、その恋人、アル中の妻の3人の友情、そして恋愛。3人がそれぞれ仲良く生きていて、なんとなくこんな生活もいいなぁと思ってしまう。愛って性を超えてしまうのかも、と思う小説。ダヴィンチで「ホッとする本」の第一位だった。 |
| 90 | 黄落 | 佐江 衆一 | 新潮社 | 1500 | もう死んでもいいと思えるときが来るのだろうか、、まだ死にたくないと思っているうちに長生きをし、老衰すれば人の手を煩わさずには生きられない。92歳と87歳の父母を介護する60歳になる主人公夫婦。親の描写や主人公の思いやりに、憤ったり、憎悪感がおそってきたりと、心を動かしながら読んだ。きれいごとではいかないんだなァと思う。若手作家にはない、こんな言葉があったのかと思わせるような言葉づかいが印象的で私にとっては新鮮であった。 |
| 91 | くじらの歌ごえ | ダイアン・ シェルダン作 門野 栄子 |
ブックローン | 1400 | クジラに贈り物をしたら、歌を聞かせてくれたのよ。誰もが夢物語だとバカにするおばあちゃんの話をリリーは信じた。古い桟橋から投げ込んだ黄色い花、少女の小さなプレゼントにクジラはこたえてくれるだろう・・・。 |
| 92 | クラバート | プロイスラー | 偕成社 | 1300 | 少年クラバートの成長物語。クラバートは水車場の見習いになり理不尽な労働に耐えながら魔法を習う。3年後親方と対決する。 |
| 93 | クリスマスボックス | リチャード・P・エヴァンズ | 講談社 | 1200 | 心にしみる話である。アメリカのソルトレーク・シティにあるヴィクトリア朝風の壮麗な館に住む1人の上品な老未亡人のところへ住み込んだ若い夫婦は、やがて自分たちがただの家事手伝いとして雇われたのではないと感じるようになる。精巧な木彫りの小箱に秘められた老婦人の思いとは何だったのか。 |
| 94 | クン氏のおだやかでラジカルな日常 | 松本 東洋 | アズ工房 | 1050 | 「赤木かん子のヤングアダルトブックガイド」によると、実に単純で明確な心理学の本≠セということです。自立するということは、自分の心の平和と安定をだれにもたよらないってことなんだね〜≠ニいうのもまったくそのとおりとうなずいた。 |
| 95 | 慶州は母の呼び声―わが原郷― | 森崎 和江 | 新潮社 | 1100 | 著者の朝鮮時代の体験を語る。最近、韓国に対する関心が高まるなかで、あらためて韓国を見なおす「切掛」になるような印象がします。 |
| 96 | 現代史を学ぶ | 渓内 謙 | 岩波新書 | 650 | だれもが予想しなかった共産圏の解体。ロシア、ソヴィエト史研究者の中でさえ、もうソヴィエトの歴史は研究する価値がないという風潮があるなかで、なぜ過去を知る必要があるのかといったことから、テーマの決定や史料について語る。歴史の研究を志す人にはぜひ読んでほしい本。 |
| 97 | 現代人の作法 | 岩波書店(新書) | たいまんな母親業の私には耳の痛い話でした。 | ||
| 98 | 現代の公共図書館・半世紀の歩み | 是枝 英子他 | 日本図書館協会 | 1600 | 戦後間もなくから、1900年頃までの公共図書館の発展の様子が書かれてある。戦前の公共図書館は国民を教え、導く機関だった。そして敗戦後、占領軍の図書館政策や図書館法の制定などで、民主的な、国民に奉仕する機関としての公共図書館がつくられる。しかし1950年代から60年代にかけて図書館は沈滞する。その後「清水レポート」(中小レポート)が発表され・・。戦後50年に渡る公共図書館の歩みが示されており、今日の公共図書館ができるまでの図書館界のいろいろな出来事、動きを知ることができる。 |
| 99 | 現代若者ことば考 | 米川 明彦 | 丸善ライブラリー | 740 | 「ことばの乱れ」として常に批判・揶揃の対象になっている若者たちのことば。その種類・特徴・機能・造語法などについて解説し、若者ことばへの誤解を解いてゆく。 |
| 100 | 原発事故 ・・その時、あなたは!・・ | 瀬尾 健 | 風媒社 | 2560 | 長崎には原発はないけれど佐賀の玄海、鹿児島の川内にあり、もし事故が起こったら、いったいどこに、避難すればよいのか・・・。どうやって自分自身、子どもの身を守ればいいのか、無知からは何も生まれてこない。 |
| 101 | 原発を考える50話 | 西尾 漠 | 岩波書店(ジュニア) | 720 | プルトニウム、放射性廃棄物のゆくえ、原発をめぐる社会問題、エネルギーとしての原子力など、様々な角度から照射する50話 |
| 102 | 紅茶、知って味わう | 磯渕 猛 | 雄鶏社 | 1300 | 紅茶専門店を経営する磯渕氏が、紅茶をおいしく飲むために書いた本。茶葉選び方、おいしい入れ方など、イラスト入りでていねいに説明してある。(日曜日の遊び方シリーズ) |
| 103 | 幸福な朝食 | 乃南 アサ | 新潮社(文庫) | 480 | アイドルタレントを目指していた主人公が自分とそっくりなタレント出現のために夢がかなわなくなっていく。空想の世界と現実の世界が交錯していき犯罪をおかしていく主人公。30歳を過ぎた主人公の心理描写が絶妙。凍える牙も読んでみたい。 |
| 104 | 神戸震災日記 | 田中 康夫 | 新潮社 | 1300 | あの神戸が大地震に襲われた。人々が家を失い、傷ついたのだ―何かしなければ。何ができる?田中流・震災ボランティア日誌。偏ったマスコミ報道やお役所仕事への疑問。知られざる出来事・・・。この時代の相貌が震災後の神戸からあぶり出される。 |
| 105 | こちら本の探偵です | 赤木 かん子 | 径書房 | 1400 | これこそレファレンスだ!と思って読みました。探偵依頼の手紙とそれをどうやって探したか?という本です。子どもの本ばかりなので、ほとんで知らないものですが、面白く読みました。 |
| 106 | 孤独の歌声 | 天童 荒太 | 新潮文庫 | 552 | 女性達が監禁され、凄惨な連続殺人が発生。担当の女性刑事は自分の過去を引きずりながら事件を追う。そして、ロッカーを目指す青年と出会い・・・・・。 |
| 107 | ことばの博物館 | 阿刀田 高 | 旺文社 | 340? | 故事や、ことわざ等について、日常的には理解できなくても話は通じるし、学習するのはおもしろくない。知っているはずの言葉を知らない。しかし、それは古典的のまま読んで解釈しているからで、現代風な言葉で内容を見れば、実に楽しいものと思わせてくれる。これは、そんな本です。少々、くだけ過ぎて軽薄短小な感じがすると、眉をひそめる年配の方もあるかもしれませんが、洋の東西を問わず、語句に親しむにはいいのではないでしょうか。 |
| 108 | ことばへの旅(1〜4) | 森本 哲郎 | 角川文庫 | 300 | 私たちは日常生活において、数多くの言葉に出あいながらもその多くを忘れていってしまう。本書に取り上げあれた言葉は、ともすると忘れ去られてしまいがちな、ささいな言葉であるが合蓄のある言葉ばかりである。「人間とは馴れる動物である。―ドストエフスキー」「どんな人間の中にも一生のあいだ費い果たすことができないほど多量の沈黙が蔵されている。―マックス・ピカート」等、人間に関する深い洞察がさりげなく表現されている。著者森本哲郎は、世界をまたにかけて。旅してきた人があまり行きたがらないサハラ砂漠には何度となく出かけている。なぜ彼は危険を冒してまで砂漠に行くのか。それは本当の自分を見つめるためである。極めて求道的な旅と言える。彼の哲学や人生観は旅によって作られた。彼が自分自身を形成する上での精神的な旅の途上においてめぐりあった言葉のアンソロジーが本書である。自我を形成せねばならない高校生にぜひ一読させたい本である。 |
| 109 | 子どもと悪 | 河合 隼雄 | 岩波書店 | 1200 | 少年の犯罪事件への社会の反応の底の浅さを自分自身を含めて反省する本 |
| 110 | 子どもの宇宙 | 河合 隼雄 | 岩波新書 | 480 | ひとりひとりの子どもの内面に広大な宇宙が存在することも大人はつい忘れがちである。臨床心理学者として長年、心の問題に携わってきた著者が、登校拒否・家出など具体的な症例や児童文学を手がかりに、豊かな可能性にみちた子どもの心の世界を探求し、家出願望や秘密、老人や動物とのかかわりが心の成長に果たす役割を明らかにする。 |
| 111 | 子どもの隣り | 灰谷 健次郎 | 新潮社 | 980 | 微妙に揺れ動く年頃の日常から、家庭や教室での彼らの孤独や苦悩を温かな眼差しで描く5つの宝石のような世界。 |
| 112 | 子どもの本を読む | 河合 隼雄 | 講談社 | 816 | 心理療法も子どもの本も、われわれがこの世に生きるということの本質にかかわってくる・・。そして子どもの目≠ヘ確実に大人が見落としているたましい≠フ現象を促えるのである。自分とは、生とは、愛とは心の悩みや痛みとは・・・誰もが直面する人生の問題が12の物語を通して写しだされる。 |
| 113 | こんなとき子どもにこの本を | 下村 昇 | 自由国民社 | 1200 | 私たち大人は、かつて子どもでした。絵本によって子供の頃の気持ちを思い起こしたり、また現実に戻って大人の気持ちになったりして、より深く読むことができます。絵本にこうした要素を見出し、「こんな時この本」といった観点で110冊をリストアップしてあります。 |
| 114 | ザ・ギバー 記憶を伝える者 | ロイス・ローリー | 講談社 | 1400 | 1人の少年を通して、一見平和なユートピアとも思える世界に隠された秘密をあばき、人間らしさとは何かを厳しく問い掛ける。近未来を描きながら、奇妙に日本の学校制度を思わせるところが興味深い。 |
| 115 | ザ・グリンベレー(他)フランス外人部隊サバイバルバイブル | 拓殖 久慶 軍事評論家 |
原書房 | 1300 1500 1300 |
映画でこのようなものがあったらしく一部の生徒には熱狂的に歓迎された。このうちの一冊を借りた生徒は他の二冊も読むようだ。 |
| 116 | さくら日記 | 堀田 あけみ | 河出書房新社 | 880 | 「1980アイコ十六歳」で昭和56年度文藝賞受賞、その第二弾。著者が若いから生徒は共感するところが多い。 |
| 117 | さまざまな愛のかたち | 田宮 寅彦 | 暮らしの手帖社 | 1600 | 西洋の小説からえらんだ「復活」「エンデの東」「テス」など14の名作に描かれている、さまざまな物語を、人間同志の愛にしぼって見直されている。作品のあらすじも紹介されているが、読んだことのない作品でも「読んでみようかな」と思わせる本だと思う。米倉斉加年のさし絵も美しい。 |
| 118 | さようなら日本(絵本作家、八島太郎と光子の亡命) | 宇佐美 承 | 晶文社 | 1340 | 日中戦争さなかの昭和14年3月。横浜からアメリカへ向かう貨物船の一室で、若き画家夫婦がひそかに日本に別れを告げた。日米開戦後もかれらはアメリカにとどまる。夫は日本兵に向けた反戦ビラを描き、妻はラジオ放送に携わった。戦後は傑作「からすたろう」をはじめとする絵本作家として全米で知られる。一組の夫婦の数奇な運命をとおして、もう一つの昭和史が浮かびあがろうとしている。 |
| 119 | シーラという子 | トリイ・ヘイデン | 早川書房 | 1800 | ―虐待されたある少女の物語―という副題がついている。季節労働者用キャンプに住み、傷害事件を起こしたため精神病院に入ることになっていた6歳のシーラ。しかし病院に空きがなくトリイの教室に送られてきたのだった。家庭内暴力・貧困・性的虐待に蝕まれた少女が、堅く閉ざされた心をおそるおそる開き、ひとりの献身的な教師と深い信頼の絆で結ばれていく姿を描いたノンフィクション。 |
| 120 | 思春期ブルー | 北島 晴夫 | 二見書房 | 1365 | 大人にできることは、子供の行動をすべて信じて認めてあげることです。大人から信じ認めることによって、子供の心の底の拒否する心は、次第にしぼんでゆきます。そして、現実に消えます。 |
| 121 | シズコズドーター | キョウコ モリ | 青山出版社 | 1700 | 実の母は「あなたの幸福のため」と言って自殺し、父は1年もたたないうちに会社の秘書だった女性と再婚する。主人公は自分の母を思い、新しい母には馴染もうとしない。 多分に著者の自伝的な自立の物語。 |
| 122 | 実録 はね駒 | 磯村 英一 | 開隆堂 | 一世紀前の明治時代、子供を8人生み育てて、仕事をもった女性の生涯を描く。女性の職業人が珍しい中、さらに珍しい新聞記者としての10年。テレビでは語れない、モデルの生涯を語る。けっして、とんでいる女性ではなく、ごく普通の家庭人である。 | |
| 123 | 死ぬことと見つけたり(上・下) | 隆 慶一郎 | 新潮社 | 480 | 常住坐臥、死と隣合わせに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。「死人」ゆえに奔放苛烈な「いくさ人」であり、島原の乱では莫逆の反、中野求馬と敵陣一番乗りを果たす。だが、鍋島藩を天領としたい老中・松平信綱は彼らの武功を抜駆けとみなし鍋島藩弾圧を策す。杢之助ら葉隠武士三人衆の己の威信を賭けた闘いが始まった。 |
| 124 | 自分の中の大事なもの | ひろ さちや | 毎日新聞社 | 1500 | 生きるってすばらしい! 平易な文章と明晰な論理で仏教を中心とする様々な宗教を踏まえた人間の生き方、ものの考え方を語る。スクールカウンセラー土居隆子氏の推薦図書。 |
| 125 | ジャンプ いじめリポート | 週刊少年ジャンプ編集局 | 集英社 | 1200 | 子供たちの最大メディア「週刊少年ジャンプ」がいじめ問題に取り組んだ。そこに寄せられた1800通のいじめ体験=[。今までどこにも語られなかった子どもたちのホンネがここに。少年漫画史上初、いじめをメインテーマにした「元気やでっ」完全収録。 |
| 126 | ジュニア装苑シリーズ(全13) | 文化出版局編集部 | 文化出版局 | セット 11440 |
1、わたしの宿題べんり帳 2、おてつだいが楽しいエプロン集 3、もめんの遊び着と小もの 4、わたしの部屋のアクセサリー 5、かわいいナイトウェアと小もの 6、はじめてつくるわたしの服 7、わたしのお人形とぬいぐるみ 8、小さなおくりもの集 9、わたしがつくる日曜日のお料理 10、わたしの得意なおかし 11、わたしのじまんのお弁当 12、やさしくつくれるふくろもの 13、お部屋を飾るクッション集 中学生向け程度の内容だが、図なども豊富で、生徒も喜んで利用している。 |
| 127 | 障害者と泣き笑い三十年 | 近藤 原理 | 太郎次郎社 | 1400 | 荒地を拓き、田や畑を耕し、ブタを飼い、茶を摘む・・・自力でつくり出してきた障害者との共同生活。その現実はきびしい。しかし、それをあたりまえとしあるがままに受けとめつづけて三十余年。障害者とともに暮らすなかで発見した生きることの意味。 |
| 128 | 障害者の異議申し立て | 宮崎 隆太郎 | 三一書房 | 1400 | 「荒れる障害児」を叱ったり、たたいたりして行動を押さえつけようとしても、それはほとんど意味がない。むしろ、周囲の人たちがつき合い方を変えていくことがはじめて子供の行動も変革していくものなのだ。彼らは彼らなりの“思い”がある。一見「荒れている」と思えるような行動も多くは彼らなりの自己表現であり、時には周囲に対する「異議申し立て」のこともあるのだ・・・・。 |
| 129 | 助手席にてグルグルダンスを踊って | 伊藤 たかみ | 河出書房 | 1200 | 都会の高校生は、こんなだろうかと思ってしまう面もあったが、現代的で面白い。 |
| 130 | 女性のためのパソコン活用術 | 大橋 照枝 | 岩波書店(ブックレット409) | 400 | 学校図書館のコンピュータ化も進んできている。昨今、コンピュータは身近な存在になりつつある。この本では特に女性にとってのコンピュータ(主にパソコン通信やインターネット)が、いかに役立つかを書いてある。インターネットを使うことによって、情報弱者(社会的弱者でもある)女性や障害者が、ハンディに関係なく世界とかかわっていけるとと述べている。閉鎖された世界から開放された世界へ。元気が出てくるような本だった。 |
| 131 | シリーズ・資源リサイクル | 本多 淳裕 | クリーン・ジャパン・センター | 各 2000 |
@絵で見る消費生活とリサイクル A絵で見る工業生産とリサイクル 家庭科などの教材に適切。わかりやすい。 |
| 132 | スケボーに乗った天使 | 浜田 幸 | KK・ダイナミックセラーズ | 890 | この本の主人公ケニ―という12歳の少年は生まれた時から背骨と骨髄がなく、手術により両足を切断しました。現在、彼は両足がないとは思えないほど明るく他の子供達と何ら変わることない生活を送っています。そして、まわりの人々にも彼を決して障害者として扱ってないというのが印象的です。私達の障害者に対する対応を改めて考えさせられる。毎日誰かが読んでいる。 |
| 133 | すてきなジェニファー | 村上 龍 | 新書館 | 1400 | 「大人にはちょっと刺激が強すぎるかな!?」新書館の新しい絵本シリーズ。 <絵物語・永遠の一瞬> 山本容子の絵が好きで、まず購入したが村上龍の物語もなかなか面白かった。 |
| 134 | 捨て童子・松平忠輝(上・中・下) | 隆 慶一郎 | 講談社 | 540 | 捨て童子とは、この世ならぬ途方もないエネルギーを持ち、人を戦慄せしめる人物!徳川家康の第六子でありながら容貌怪異なため、生まれ落ちすぐ家康に「捨てよ」といわれた「鬼っ子」松平忠輝の異形の生涯を描く、伝奇ロマン傑作。新鮮な発想や史観、壮大なスケールで完結を見た。著者最後の長編 |
| 135 | スペシャルゲスト | リー・アレン | めるくまーる | 1365 | クリスマス・イヴも明日という日、主人公(15歳?の少年)はアルバイト先の店で車が故障して困っている老人と出会う。そしてこの老人を家へ客として迎えることになるのだが、一年前交通事故に会って意識不明の妹がいることなど知らない筈なのに、老人と出会ってから不思議なことが次々と・・・・。ハッピーエンドの物語 |
| 136 | 贅沢貧乏のマリア | 群 ようこ | 角川書店 | 1400 | 父、森鴎外に溺愛された令嬢が安アパート住いの贅沢貧乏暮らしへ。永遠に夢みる作家・森莱莉の創像を絶する超耽美的生き方。著者初の人物伝。 |
| 137 | 世界遺産 (全12巻) | ユネスコ | 講談社 | 5800 | TBSでテレビ放送されているが、本のほうも写真が美しく、教員、生徒から購入の希望が多かった。 |
| 138 | 世界再発見(ビジュアルシリーズ)全10巻 | 同朋舎 | 1セット 50000 |
世界の主な国々を10地域に分けて各国・各地域の歴史・自然・民族・文化・経済など写真・図版を多く使って解説している。’92年の発行で資料も比較的新しい。この関係が蔵書に少なかったので生徒もよく利用している。 | |
| 139 | 世界史散歩 | 今村 俊正 | 近代文芸者 | 1553 | 高校で世界史を教えた著者が史実にまつわるエピソードや小説を、動物、植物、笑話など、内容をわけて59篇を収録している。生徒はもとより、先生がたにもお薦めの一冊。 |
| 140 | 世界のことば小事典 | 柴田 武 | 大修館 | 5665 | スウェーデン語、ノルウェー語を知りたいと言って来た男子にお気に入りの本。時々ある「スワヒリ語について」とか、少数民族の言語レファレンスにgood! |
| 141 | 世界の紛争がよくわかる本(図説) | (編)毎日新聞社外信部 | 東京書籍 | 1785 | ソ連解体後、世界では東西対立の国際秩序が崩れ、それに代わるようにして世界各地で民族・宗教間対立の紛争が噴き出してきている。この本は、それぞれの紛争の現状、原因、背景、展望を地図を混じえて1〜4ページにまとめて解説している。”TVの横にこの一冊” |
| 142 | 戦勝国イギリスへ日本の言い分 | マークス寿子 | 草思社 | 1600 | 1995年8月安易な「謝罪」が招いた日本たたきに対し日英の和解を求めひとり反論を試みる。「質が違うドイツと日本の賠償」の第六章はおもしろい。英国での戦後50年の“VOJ”DAY(日本への勝利の日)というジャパンバッシングとも言うべき催しについては、外を歩けないようだったと同僚の先生からも聞いていたが、25年間もイギリスに住んできて’95年に衝撃を受けた著者が反論を試みた書。偏見や無知がいかに民族の友好の妨げるものか。これから国際社会で生きのびていくためのあり方を提言していると思う。 |
| 143 | センテニアル 遥かなる西部(@〜B) | ジェイムス・A・ミッチェナー | 河出書房新社 | 各 1500 |
「センテニアル」と言うのが、この小説の中心となる土地の最終的な地名である。そこを舞台に1億6000万年にわたるアメリカの歴史が展開する。登場人物たち(あるいは動物たち)の生活の膚で感じとりながら、アメリカの流れを体験できる。また、独立、インデイィアン政策、南北戦争などが、民衆にどう捉えられていたかもわかるし、もしかすると、現代アメリカのかかえている問題の根も見出すことができるかもしれない。読むだけでも大河ドラマの中にいるようでおもしろい。 |
| 144 | 蒼穹の昴 (上・下) | 浅田 次郎 | 講談社 | 1800 | 清朝末期の西太后が権力をふるう時代を中心に、その前の時代である乾隆帝の頃や、遠くヨーロッパや日本のことも織りまぜつつ描く、読みごたえ十分の中国歴史小説。下々の者から皇帝までその人物の背景がよく描かれている。歴史はからみあいながら続いてるんだなァということと、その時々の人々たちの思いや熱意などによって作られていくものだということを感じる。 |
| 145 | 続 おお子育て―七人のわが子・夫・姑それぞれの出発― | 黒岩 秩子 | 教育史料出版会 | 子どもとつきあうと大人って得るものが大きい。子育ては一種の個性、個性がなかったら面白くない、自分たちのやり方でやるしかない。子どもはいつか親から分化する。親を批判するのも分化の表れ。思想・信念をもって生きる人間の強さ、それに成長することを忘れなかった人間の大きさ。家族のあり方を考える意味でも、子育てに関係ない者にとってもすばらしい一冊。 | |
| 146 | タイガーと呼ばれた子 | トリイ・ヘイデン | 早川書房 | 1900 | 「シーラという子」の続編。八方手をつくして探し七年ぶりに再会したシーラは、かつての楽しかった信頼に満ちた日々も覚えてないという。信頼関係をとり戻したいとトリイは願うがシーラの気持ちは揺れながらも、なかなか本心が見えてこない。夏休みの間、トリイの助手のアルバイトをすることになって、事態は展開していく。ノンフィクション。シーラは16歳になっていても母親に捨てられた事実が心の傷となって今だに癒えないでいる、ということが私にはスッゴク重いものでした。 |
| 147 | 大河の一滴 | 五木 寛之 | 幻冬舎 | 1429 | ベストセラーに入っていた。最近の五木作品は読んでいなかったので、読んでみた。世の中が複雑で、思いがけないことが起っている今の時代だからこそ、心のよりどころとなるような、すこし宗教的(?)な本が読まれるのだろう。あたりまえのようで、しかし辛い時には癒される本である。 |
| 148 | 大地の子 (全4巻) | 山崎 朋子 | 文藝春秋 | 540 | ドラマ化され、昨年から何度か放送されたもの。ドラマでは日本人孤児と日本の父親・中国人の養父母の話を中心にしてあったが本のほうは、それだけでなく中国共産党の政治的な部分や中国社会についても詳しく書かれている。ドラマの内容で省略されている部分の前後もよくわかり、4巻という長編だがよく生徒にも読まれている。 |
| 149 | 大統領の英語 | 松尾 武之 | 講談社新書 | 530 | アメリカ英語の真髄、大統領英語平易でありながら格調高い響き。レトリックにとむ新鮮な文体。本書はケネディからレーガンにいたる「輝く英語」のノウハウをつぶさに学び、あなたの実力を一流の英語にまで高める。 |
| 150 | タイムショップ | 川人 博 | 講談社 | 1500 | 時間のあり余っている人から時間を買い、足りない人に売ることができる、うで時計――そんな時間を作ること成功した主人公はどちらの側からも喜ばれる筈と量産に乗り出すのだが・・。時間に追いまくられる人々への警告(?)の書 |
| 151 | ダウン症の子をもって | 正村 公宏 | 新潮社 | 障害の重い・軽いにかかわらず、子供は成長する萌芽をもっている。それを成長させるも、、止めてしまうも接する周囲の愛情にかかわってくる。両親の強さ(精神的に)、特に母親の強さを感じる。生き方をみなおし、示しているとともに今後日本がめざさなければならない本当の社会を提示していると思う。 | |
| 152 | だから、あなたも生きぬいて | 大平 光代 | 講談社 | 1470 | 中学時代にいじめが原因で自殺未遂をし、その後は非行を重ねた末、一時は極道の妻にまでなった著者。猛勉強で難関の司法試験を突破し、弁護士となった半生の歩みを語る。その苦しみと努力のひとつひとつが、深い感動を与える。 |
| 153 | たぬき先生の人生相談 | 毛利 子来 | 岩波書店 | 1500 | 街医者ン十年の著者が贈る、気が楽になる「行き方の救急箱」つまらないことにはこだわらず、何事にもおもしろさをみつけ、やりたいことはサラリとやってのけ、まずいことがおきたらさりげなくドロンする。悩みも迷いも気の持ちようと実感する一冊。 |
| 154 | 楽しい創作入門 | 岩波書店(ジュニア) | 生徒が借りていって弟や母親、共にうけたそうです。 | ||
| 155 | 食べものと成人病 | 五島 雄一郎 | 東海大学出版会 | 1000 | 「成人病がおこってからではおそすぎるのである。成人病がおこる前に、おこらないように食生活に注意することが予防上最も重要なことである。この意味から本書によって一人でも成人病を予防することができるならば、著者にとって望みの幸いといえる。」 |
| 156 | 魂にメスはいらない | 河合 隼雄 谷川 俊太郎 |
講談社 | 757 | 心はなぜ病むのか、どうすれば癒えるのか死とどう向きあうか、生の根源を考える名著。ユングについての解説※マンガ ユング深層心理学入門(講談社) |
| 157 | だれが君を殺したのか | イリーナ・コルシュノウ | 岩波書店 | 1200 | 第30回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書。友人が事故で死んだ。だが、それは自殺だったのかも知れない。大人でも子どもでもない青年の心理を深くさぐろうとする作品。生徒にぜひすすめたい。子どもを持つ人にもすすめたい。 |
| 158 | 小さい詩集 全6巻 | 立花 えりか | 大日本図書 | 5700 | 国語科で二学期「詩の絵本」作りを図書館で行った。その時に生徒の参考になると思われる。「あいたくて」近藤直子、「あなたが好き」立花えりか、「絵のような村で」江間章子ほか |
| 159 | 小さな男の子の旅 | エーリヒ・ケストナー | 小峰書店 | 1165 | ケストナーの2つの短編集。 死んでしまったお母さんへの思いが強すぎて、2番目のお母さんになじまない八歳のマレーネに「私もお母さんのいない子供で、しかもお父さんは再婚もしなかった。ずーっと、ずーっと、いまのあなたよりひとりぼっちだったから、六人の子供ができるのがうれしくて、ここに来たのよ。」と説得する話。 63Pの小さくて美しい装丁の本。 アダルト・チルドレンの物語のようでもあり、今の時代にも通ずるものを感じる。 |
| 160 | 小さな蘭にーパパの大切な人たちのことー | 森 忠明 | ポプラ社 | 1200 | 「小さな蘭に」の蘭≠ニいうのは作者の娘の名前。父である作者が娘にこれまで出会った人たちとのエピソードを語って聞かせるような形で書かれている。感想文を送ってくれた小学生や、作者と親交のあった寺山修司など。作者は児童文学者。したがって、この本も児童文学に入るのかもしれないけど、中味はとても濃くて重い。 |
| 161 | 知の再発見 | 創元社 | 1300 | 目でみる世界の文化歴史。読むよいうより眺める感じ。ヨーロッパにおいては絵画の果たす歴史的役割のようなものを感じた。 | |
| 162 | 宙(ソラ)の名前 | 林 完次 | 光琳社出版 | 3200 | テレビドラマの中で使われた本。夜空の写真が主だが、解説も面白く読める |
| 163 | 中国茶読本 | 島尾 伸三 | 平凡社 | 1600 | オールカラーで、中国茶のことが紹介されている。(コロナブックス) |
| 164 | 超新星1987Aに挑む | 野本 陽代 野本 憲一 |
講談社(ブルーバックス) | 640 | とにかく文章がうまい!知らない言葉、私の理解能力の範囲に収まらない部分も多々あるが、それはそれとしても結構読める。宇宙はまだまだ謎につつまれている。 |
| 165 | 「超」勉強法 | 野口 悠紀雄 | 講談社 | 1500 | 私たちが漠然と考え、あるいは実行していることを、意識化しプログラム化してみるということか。各章、ポイント、まとめがあり実にわかりやすい。勉強をしたくなる。 |
| 166 | 月の本 | 林 完次 | 光琳社出版 | 3200 | 写真は「宙の名前」の林完次、文は林望、竹内均、高山宏らで月に関するさまざまな物語やデータ、ことわざ、月画面、ブックガイドがついている。 |
| 167 | つれづれノート(1〜5巻) | 銀色 夏生 | 角川書店 | 470〜560 | 銀色夏生が日々の生活で感じたこと、見たこと、知ったこと。日記風、初のエッセイ。日常生活の機微が伝わる。 |
| 168 | 手と目と声と | 灰谷 健次郎 | 理論社 | 980 | 子どもを主人公とした短編が5話。装丁のわりには、中は活字も大きくさし絵もあり読みやすい。最近、突然、灰谷健次郎の本がよく読まれだしたようだ。 |
| 169 | 手のうごきと脳のはたらき | 香原 志勢 | 筑地書房 | 980 | 「手といっても、全身とのかかわりあいのもとに、手の本来の意義が発揮できるからであります。私たちの生活にあたって手というものが、どんなに重要なのかを考えていきたいと思うしだいです。「講演」と、それに続く「質疑応答」を一冊の本にしたものであるが保健の授業に使われるということで教材に良いのではないかと思われる。 |
| 170 | 天の瞳 T幼年編 |
灰谷 健次郎 | 新潮社 | 1600 | この小説の主人公は実在のモデルがいるらしい。主人公の倫太郎が保育園から小学生になるまでの物語。子供のいない保育園長が一番良く子供のことを考えているという文章に何だか救われた。倫太郎のまわりの大人たちも個性的で魅力的だ。読んでいて面白かった。 |
| 171 | 動物園アイドル図鑑 | 戸田 杏子 | 世界文化社 | 1300 | 日本全国の動物園で暮らす人気者たちの生い立ちや、日々の暮らしぶりを取材。動物を「種」ではなく、「個」でとらえ紹介。ボンヤリした気分で見たい、読みたいという時オススメ!! |
| 172 | ドーム 終末への序曲(上・下) <カドカワノベルズ> | 夏樹 静子 | 角川書店 | 680 | 水爆実験地で幼児被爆し、東大研究生として来日した若いアメリカ女性ジュディ。白血病に冒されていた彼女の切実な願いは、地球文明の滅びの芽といえる前面核戦争が起きても、人類を生き残らせることだった。彼女と設計技師・吉田司郎との愛が、核時代のノアの方舟「ドーム」を発想させた。この巨大なドームが完成すれば、地球が“核の冬”に覆われて死亡した後も、千名の生命が生き永らえることができる――。ジュディの死を看取った吉田の憑かれたような活動で、二人だけの夢物語「ドーム」の建設は、多くの人々の共感を得、着実に実現へと向かっていった・・・。人類生存の夢「ドーム」を創ろうという世論が大きく沸きあがっていった。財団法人DAが設立され、吉田は発案者として事務総長に抜擢された。八千億以上の巨額の募金活動が始まり、N・Y、L・Aなど世界各地にも支部が創られ、組織は拡大した。そして、建設地は南半球のアプラ王国にある南瞑の島に困難な交渉の末、決定した。世紀の大建設が開始されたが、執拗な妨害や王国の政変による陰謀に計画は挫折するかにみえた・・・。核時代の人類生存をテーマに、愛と祈りのメッセージをこめたライフ・ワークともいうべき書下ろし近未来大長編小説。 |
| 173 | 時の止まった赤ん坊「上・下」 | 曽野 あや子 | 毎日新聞社 | 1000 | アフリカの貧困、餓死はいまや世界中の関心を集めている。そのアフリカ大陸の東南の沖合、激しい潮の流れのために横切ろうとする漁船さえないというモザンビーク海峡を隔てたマダカスカル。日本人女性あかねはこの国の「十字架の宣教会」の修道女として、修道院の経営をするベトレヘム産院で助産婦として働いている。この国では、貧困のため十分食べるものがなく、お産のお金もはらえない。そういう中で子どもは次々と何人も生まれるが、母親の栄養不足のため発育が悪かったり、産まれても十分な栄養がとれず死んでいく。今の日本では、考えられないような貧しさの中でこの国の人々は生きている。しかし、あかねは、他国の地にあって同じ修道女同士意見が合わないことがあっても、又必要な医療器具が底をついて次の入手のあてがなくても希望を捨てず、神に祈り、神に委ね、神を信仰して生きている。あかねの生き方や彼女をとりまく人達をとおして、作者はアフリカの貧困、飢餓の切実さを、又信仰の強さ深さを私達に投げかけている。 |
| 174 | 特集・本の雑誌 (1〜3) | 本の雑誌編集部 | 角川書店 | 680 | 1巻の出版業界編の理想の図書館が面白い。 |
| 175 | 読書について | ショウペン・ハウエル | 岩波クラシックス | 1000 | 「思索」「著作と文体」「読書について」がのこっている。「読書について」しか読んでいないが、なかなかおもしろい。 |
| 176 | 図書館司書という仕事 | 久保 輝巳 | ペリカン社 | 図書館司書の仕事というのは、すでに現職で働いている人にも,本当のところよく理解されていないのではないだろうか。まして一般の人の理解は皆無といってよい。これから司書をめざす人はもちろん新米司書にとっても、あるいは中堅・ベテラン司書にとっても多くの示唆をえられると思う。初心にかえって自主研修の重要さが再認識される。司書職制度の確立されていない中での司書の仲間の苦労がよく伝わってくるし、司書の仕事にのめりこんでいる優秀な仲間の姿もみえてくる。 | |
| 177 | 図書館よ、ひらけ! 授業いきいき学校図書館 | 神奈川県高等学校(他) | 公人社 | 2800 | 神奈川県の学校図書館と教科との連携についての実践レポート。個人的には大沢高校の有吉司書の理科の授業との連携と座間高校の高橋司書の音楽の授業との連携が大変参考になった。有吉司書の学校司書としてのプロの技におみごと!≠ニいう気持ちになりまた高橋司書のレポートの中の生徒たちの学習の様子に感動した。 |
| 178 | 特攻隊と戦後に僕ら | 今井 雅之 | 岩波ブックレット | 400 | 「ザ・ウィンズ・オブ・ゴッド」の軌跡、という副題がついている。特攻隊は昔のことだと思っている若者たちに彼らは僕たちと変わらないんだ、死≠カゃなくて生≠見て欲しいという今井の痛切な思いがたった63ページからしっかり伝わってくる。 |
| 179 | トットちゃんとトットちゃんたち | 黒柳 徹子 | 講談社 | 1575 | 日本人からみたら、ほんのわずかなお金で、体を売ってしまう少女たち。でも、そのお金で今日の食べ物を手に入れることがやっとできるという現在。目をそむけることなく、見つめる勇気も欲しいものである。戦争や早魃の犠牲になっているトット(タンザニア、スワヒリ語で「子ども」という意味)ちゃんたちが、いま必要としているのは食料・水・薬・平和そして愛なのだ。 |
| 180 | ともだちがほしかった こいぬ |
奈良 美智 | マガジンハウス | 1680 | きみが もしひとりぼっちで とても さびしくても きっと どこかでだれかが きみとであうのを まってるよ だいじなものは さがすきもち! 大きなこいぬと、ちっちゃなおんなのこの はなし |
| 181 | ともだちは海のにおい | 工藤 直子 | 理論社 | 960 | いるかとくじらの友情物語。メルヘンと現実がまじりあってホッとさせられる一冊です。 |
| 182 | なぜ、V字で飛ぶのか | 小野 学 | 小学館 | 495 | 全日本ジャンプチームヘッドコーチが書いたナガノを100倍楽しむジャンプの秘密 |
| 183 | なにかが生まれる日 | 宮城 まり子 | 日本放送出版協会 | ある一人の女優が小さい頃から心のうちにあたためていたものを実行に移した。それから20年の歳月。写真を通してその時その時の思いをつづる。一枚一枚の写真がどれもすばらしい。とられている者も、とった人も。 | |
| 184 | なんと、なんと ギムナジウムの成績表 | 大内 洵子 | 五月書房 | 1900 | 「ジュンコ先生のドイツ教育体当たり奮戦記」の続編。199年再びドイツへ。今度はギムナジウム(大学入学資格試験をとることを目的とした学校)で、ボランティア教師を体験。 |
| 185 | 20世紀全記録(クロニック) | 講談社 | 12000 | 1900年から1987年2月までの全ての出来事を年月順にのせてある。 | |
| 186 | 24時間巡回型介護サービス(岩波ブックレット405) | 岡本 祐三 | 岩波書店 | 400 | 著者は20年来地域医療と在宅ケアに従事している医師。日本で行われている24時間介護サービス(北九州市・枚方市)や、先進国のデンマークの様子が紹介されている。高度福祉社会を実現するには、市民の政治参加がまず第一に必要とのこと。 |
| 187 | ニーベルンゲンの指環(全4巻) | リヒャルト・ワーグナー | 新書館 | 1600 | 詩で綴られているので、文章の空間がいいし、絵も美しい。1、ラインの黄金 2、ワルキューレ 3、ジークフリート 4、神々の黄昏 |
| 188 | ニホンゴキトク | 久世 光彦 | 講談社 | 1600 | 死語、半死語といった言葉にまつわるエッセイ。素敵な言葉と面白い話が詰まっている。言葉は伝達の記号というだけでなく言葉で感じているもの、だとしたら言葉はたくさんあった方がいいという著者の思いに共感する。ほかの人の作品などの紹介もあり、読んでみようかなという気にさせる。√5≒富士山麓オウム鳴く(2.2360679)の話や強情がキョウジョウと読まれ半死語になっているなど。 |
| 189 | 日本語と日本人の心 | 大江 健三郎 河合 隼雄 谷川 俊太郎 |
岩波書店 | 1800 | 「日本語で生きるとは?」小説、心理療法、詩の第一人者とされる3人が言葉と心との深い関わりについて語り合う。魂への贈り物。 |
| 190 | 日本語のなかの外国語 | 石綿 敏雄 | 岩波新書 | 430 | デートやフィーリングからプレタポルテ、ギャル、さらにはハイテク、パフォーマンス・・と日本語のなかに外国語が入りこんできている。この外国語の氾濫をどのようにうけとめるか。著者は新聞や雑誌に占める外国語の比率を明らかにした上で、その機能と功罪を具体的に語る。とっつきにくいように思われている岩波新書だが、これは読んでみると、意外におもしろかった。 |
| 191 | 日本人の英語 | マーク・ピーターセン | 岩波新書 | 480 | 著者が出会ってきた日本人の英語の問題点を糸口に、従来の文法理解から脱落しがちなポイントをユーモア溢れる例文で示しつつ、英語的発想の世界へ読者を誘う。 |
| 192 | 日本の条件 (1〜14) | NHK取材班 | 日本放送出版協会 | 各1200 | 1、序論 シンポジウム日本の条件 2、マネー(1)変動相場制の時代 3、マネー(2)オイルマネーの脅威 4、外交(1)国際交渉の華麗な内幕 5、外交(2)超大国の不思議な関係 6、食糧(1)穀物争奪の時代 7、食糧(2)一粒が世界を変える 8、貿易なにが日本を孤立させるか 9、医療、あなたのあすを誰が看る 10、教育(1)何が荒廃しているのか 11、教育(2)偏差値が日本の未来を支配する 12、技術大国の素顔(1)強いのかメード・ イン・ジャパン 13、技術大国の素顔(2)破れるか模倣技術の 壁 14、教育(3)いま教師が問われている |
| 193 | 日本の文法を考える | 大野 晋 | 岩波新書 | 380 | 「文法なんて、大嫌い」という生徒にはぜひ読ませたい本である。「が」と「は」はどのような使い分ければよいのか、昔あった係り結びが現在なぜなくなってしまったのかということに明快に答えてくれる。また連用形はかつては名詞であったという驚くべき説も紹介されており、興味は尽きない。文法とは完成されたものではなく、作り上げていくものだということを教えてくれる好著である。 |
| 194 | ニングル | 倉本 聰 | 理論社 | 980 | 北海道の原生林に伝説の小人ニングルを追跡し、彼らの生活とその知恵を伝えながら、自然破壊と情報氾濫の現代に警告する。 |
| 195 | 人間へのはるかな旅 | 森本 哲郎 | 角川文庫 | 340 | 本書は価値観というものについて深く考えさせてくれる数少ない書物である。科学が大いに進歩したおかげで生活は便利になったが、我々は幸福になったといえるだろうか。科学は価値というものを切り捨てることによって科学になったという。すなわち、「どうしてそうなるのか」を深めて行くだけであり、「そのこと(もの)が自分にとってどのような意味(価値)があるのか」は問えないのである。それに答えてくれるのが哲学なのであるが、不幸なことに現在の哲学そのものの存在が危なくなっているのである。マスコミの異常なまでの発達により、哲学や知恵が知識に、更には単なる情報になってしまっているのが実情である。よりよく生きるとは、人間の幸福とは、価値とは何かに疑問を抱く生徒に一度は読ませたい書物である。 |
| 196 | 猫たちを救う犬 | フィリップ・ゴンザレス リアノー・フライシャー |
草思社 | 1500 | 本のタイトルと表紙の犬の写真に魅かれて読んでみた。主人公の犬(ジニー)は実在の犬で、障害のある野良猫をみつけては、飼い主に知らせる。著者もまた事故で障害を持つ身体なのだが、ジニーの手助けをすることで、著者自身もその絶望しかけた生活から立ち直ることができた。無償の愛とは何かを優しく教えてくれる本。感動した! |
| 197 | 寝たきり婆あ猛語録 | 門野 晴子 | 講談社 | 1500 | 身体の自由はきかなくても、口だけはモーレツに達者な母と振り回される娘、孫娘の女三代が繰り広げる喜怒哀楽の日々。 <猛語録のさわり=п=uいつまでも生きられて困ってんだろう」「看るって言ってんだからちゃんと看ろ、こいというから来てやったんだ」「歩け歩けというから歩いたんだ、そうしたら動けなくなっちゃったじゃないか」・・etc |
| 198 | のの字ものがたり | 田村 義也 | 朝日新聞社 | 2800 | 装丁、造本についての本。 1959より岩波書店で本の編集、装丁に関わる100円以上の作品について本づくりの理念が提示される。 |
| 199 | はいすくーる落書 | 多賀 たかこ | 朝日新聞社 | 1000 | 「朝日ジャーナル」に連載されていた。 <普商工農>といわれる高校の序列。 そのどん尻につらなる農業高校が舞台。著者はここでワルガキ相手に奮戦する社会科教師。なんとも痛烈な罵り雑言を投げつけるが、その裏にはやさしいいたわりと、教育とは何かについての独自の思考をひそませている。 |
| 200 | 芭蕉自筆 奥の細道 | 上野 洋三 櫻井 武次郎 |
岩波書店 | 3296 | 教科書でも、おなじみの俳聖、芭蕉の「奥の細道」の自筆本。江戸中期に消息不明となっていたが、昨秋、大阪の古書店より120年ぶり姿を現わし、世間を驚かしたのは、記憶にあたらしい。最新技術で貼り紙の訂正箇所も解読され、芭蕉の苦闘の跡もしのばれ、又懇切な解説などもあって、読む人に感動をあたえる内容です。 |
| 201 | パソコン「超」仕事法 | 野口 悠紀雄 | 講談社 | 1200 | 「パソコンを使うことが目的ではない。仕事に活用できなければ無意味だ。」パソコンを使い切ろうと思うな→ワープロ、通信、表計算だけでいい。以上は項目です。納得することばかりです。 |
| 202 | 二十歳の原点 | 高野 悦子 | 新潮社 | 650 | 独りであることを、未熟であることを認識の基点に、青春を駆けぬけたいった一女子大生の死のノート。学園紛争の中で自ら鞭打ち昴めながら果てた、痛切な魂の軌跡である。 |
| 203 | 八十日間世界一周 | ジュール・ヴェルヌ | 旺文社 | 380 | 解説「英国紳士フォッグ氏と従僕パスパルトゥーがロンドンをふり出したエジプト・インド・中国・日本・アメリカと世界一周をする奇想天外な冒険小説」 |
| 204 | はつかねずみと人間 | スタインベック | 新潮社 | 200 | 解説「南カリフォルニアの農場をわたりあるく2人の労働者を主人公に夢を追いながらも過酷な現実に裏切られる下層の人々を描いた作品」自分のじゃまばかりしている、でくのぼうの友人に対して、なぜか深い思いやりを持っていたが、またしても夢をやぶられ、結局彼を殺してしまう主人公が哀しい。 |
| 205 | ハッブル望遠鏡が見た宇宙 | 野本 陽代 | 岩波書店(新書) | 940 | 大気の外に望遠鏡をおきたい! 天文学者の夢をのせた「ハッブル宇宙望遠鏡」が、いま地球上空を回っている。100点以上の写真を掲載し解説を加えたこの本、とにかく写真が凄い!それはそれとしても結構読める。宇宙はまだまだ謎につつまれている。 |
| 206 | 発明戦争 エジソンVSベル | 木村 哲人 | 筑摩書房 | 1100 | 腕のいい技術者たちを集めて発明工場を作ったエジソンと物理学者と機械技師を組み合わせて発明を企業化したベル。 彼らのいわゆる伝記ものでは、知られざる裏話や著者(技術系)自身による発明品の検証とそのしくみの解説もあり、発見のある面白い本。人生って熱い戦いですねぇ。 |
| 207 | はてしない物語 | ミヒャエル・エンデ | 岩波書店 | 2800 | 映画化されたもの。古本屋から盗んだ本を読んでいくうちに彼は、ファンタージェンという魔法の国に入ってゆく。 |
| 208 | 波動の法則 | 足立 育朗 | PHP研究所 | 1500 | オカルトでも宗教でもなく、押しつけがましい文章でもない。さらっと読めて、そして奥の深さを感じた。 |
| 209 | 花の火の帝 (上・下) | 隆 慶一郎 | 講談社 | 600 | 後水尾天皇は16歳の若さで即位するが、徳川幕府の圧力で、二代目将軍秀忠の娘和子を皇后とすることを余儀なくされる。「鬼の子孫」八瀬童子の流れをくむ岩介ら天皇の隠密≠ニともに、帝は権力に屈せず、自由を求めて幕府の強大な権力と闘う決意をする。筆者の絶筆となった、構想宏大な伝奇ロマン大作。 |
| 210 | 花婿学校 いい男になるための10章 | 樋口 恵子 斎藤 茂男 坂本 洋子 |
三省堂 | 1500 | 日本で初めての「花婿学校」講義を完全収録。女性学・心理学・社会学、性医学・各界のユニークな講師陣による<男の結婚大作戦>が始まった!!その一期生ん声は・・「カネもカオも権力もない、三高にも縁がない、しかしマニュアルなんてありはしない、手探りで自分なりに生きていけばいい、そう思うのである。偏見、ステレオタイプの思考・常識への挑戦! |
| 211 | ハネムーン | 吉本 ばなな | 吉本ばななの世界です。 現実感というのがあまりないのですが、やっぱり心がやさしくなれる気がします。「ハネムーン」という甘いタイトルにひかれて読み始めたけれど、内容はそんなに甘いものではなかった。最初は淡々とした文章だったので、感受性が鈍くなっている私には退屈に感じられたけど、最後の方でなんとなくこの本の意味がわかってきたような気がする。ここ数年のいろいろな世間の出来事を、作家として小説にしたときの心象風景なのかなと思った。 |
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| 212 | 母なる大地 父なる空(上・下) | スー・ハリソン | 晶文社 | 1600 | 紀元前七千年、永河時代のアリュージャン列島、大波に洗われ、火山のとどろきやまぬ極北の地。寄せてくる運命に翻弄されながらも、少女は大自然の精霊たちにまもられて、ひたむきに生きる。誕生・死・壮大なスケールで描く、愛と冒険の古代ロマン。 |
| 213 | 母は枯葉剤を浴びた | 中村 悟郎 | 新潮社 | 化学兵器のぶきみさ、先進文明国、強者のおごり、この写真が読者に訴えるものは大きく、重い。 | |
| 214 | バラ色の雲 | 銀色 夏生 | 角川文庫 | 600 | 日々の生活で感じたこと、見たこと、知ったこと。日記風、エッセイ。 |
| 215 | バルセロナ 木彫り修行 | 外尾 悦郎 | 筑摩書房 | 1200 | 石が彫りたい。大学で彫刻を学んだ25歳の青年は、ふらりとやってきたスペインのバルセロナでガウディの建築現場で働く日本人彫刻家の不安と緊張の日々。スペインの人々が生き生きと、描かれ、生活感にあふれている。 |
| 216 | パワーオフ | 井上 夢人 | 集英社 | 1800 | ダヴィンチの特集になった。 |
| 217 | 光への挑戦 | 大島 功 | 国際プレスセンター | 1500 | 働きざかりに、突然失明した人々が、苦悩と努力のすえ、盲人経営者へと変身する生きざまを自分自身で書かれたドキュメンタリー。13名の筆者の中には、長崎の多田漁業社長もみえます。 |
| 218 | ビクトル・ハラ 終わりなき歌 | ジョーン・ハラ | 新日本出版 | 2200 | 1973年チリの軍事クーデターで殺された歌手ビクトル・ハラの思い出を、妻ジョーンが記したもの。 |
| 219 | ひたむきに生きる | 澤地 久枝 | 講談社新書 | 480 | 目次より・わたしのあとに道ができる・がむしゃら人間・病むこと―山田富也への手紙・何のための進学か・さいしょの本・三人の少女・マイナスがプラスになる時間・わたしの方法・時を超える・心沈む日に・それぞれのブーメラン |
| 220 | 人と思想シリーズ(1〜74巻) 1、老子 2、孔子 3、ソクラテス・・・ |
高橋 進 | 清水書院 | 400〜460 | 世界の有名な大思想家の生涯とその思想を当時の社会的背景や思想家の交友関係・エピソードにもふれながら、わかりやすく紹介してあります。 |
| 221 | 人と歴史シリーズ 日本、西洋、東洋 |
高橋 富雄 | 清水書院 | 630 | 人間がその時代の中でどのように生き抜いてきたか歴史的事件と交錯させながら、「人と歴史」という視点から著わされたものです。学問的な水準はおとさずにできるだけ平易な記述と生き生きとした表現で書かれてあります。 |
| 222 | 人に棲みつくカビの話 | 宮治 誠 | 草思社 | 1500 | 暮らしのなかのカビに始まり、カビが引き起こす身近な病気など、カビの恐ろしさを再確認。6月に入り、梅雨時にタイムリーな本かも。 |
| 223 | ひとり家族 | 松原 惇子 | 文藝春秋 | 1400 | この作者の本を読むのは2冊目なのだが、理屈をこねるのではなく、作者自身の実体験や、取材にもとづく内容なので読みやすい。 タイトルのとおり、ひとり≠ナ生きる人たち、つまり独身の男女や高齢者などを取材している。中には既婚だけれど夫婦ともに個人≠ナ生きるようにしたいという女性の話などもある。 作者によると日本は個人≠ェ尊重されておらず、ひとりでは生きにくい国であるらしい。 |
| 224 | 美貌なれ昭和 | 深田 祐介 | 文藝春秋 | 420 | 東京―ロンドン間を世界新記録で飛んだ神風号飛行士と天才少女ヴァイオリニスト諏訪根自子。昭和初年、世界水準を越えた若人たちの絢爛たる青春。 |
| 225 | ヒマラヤの子守傘―一歳児を連れて― | 尾崎 隆 | 河出書房新社 | 一流のプロ登山家が、家族をもって、山へ挑戦の仕方もかわっていく。けっして、冒険的でなく、山行を楽しむというふうに。家族は常にいっしょに生活するものだという信念のもと、一歳の子どもとともにヒマラヤへ。冷静な判断、ちみつな計画。これが本当の山行だと、山好きの私としては納得。 | |
| 226 | ひ弱な男とフワフワした女の国 日本 | マークス寿子 | 草思社 | 1680 | これまでも日英の比較文化論を展開してきた著者が、ユーモアを交えながらも、鋭く日本の現状を批判する。 |
| 227 | ひらがな 日本美術史 | 橋本 治 | 新潮社 | 2800 | 「今の頭で」昔の美術品を見るのではなく、いちいち「昔の頭」になって見るところが凄い。高校生の美術のテキストにすべきだ。(中野 翠 評) |
| 228 | 昼下がりの恋人達 | 赤川 次郎 | 角川書店 | 380 | 竹中秀治は景気のよい文具メーカーの営業部員。ちょっと甘い二枚目だが軽薄なのが玉にきず。職場の女の子の手を出し、とうとう結婚する羽目に追いこまれた。二人は新居の下見に行った帰り電車の中で老人の急死の遭遇。親切にしてくれたお礼にと老人の遺産の一部五千万円を贈られるが・・・。 |
| 229 | ファンタジーを読む | 河合 隼雄 | 講談社 | 854 | 選び抜いた13のファンタジーを通して人間の「たましい」が衝撃的に描きだされる。 「ゲド戦記」、「七つの人形の恋物語」(ギャリコ)「はるかな国の兄弟」(リンドグレーン) |
| 230 | 深い深い水たまり | 奈良 美智 | 角川書店 | 2730 | 誰もが生きてきた時間の数だけ重い靴をはいている。 |
| 231 | 豚の死なない日 | ロバート・ニュートン・ペック | 白水社 | 1456 | 主人公は12歳の少年。少年が父や母、伯母、そして村の隣人たちとの関わりから大人へと成長していく様子が描かれている。特に文盲で豚を殺すことを仕事としている父は、その働く姿、生き様を見せることで少年に生きる≠アとを教えていく。平成9年青少年読書感想文の課題図書にもなった。清貧とでも言うか、ストイックな人生である。 少年が自分で育てたピンキーを殺さざるをえなくなった場面や父親の最後に際したところは一気に読め、感動的である。 |
| 232 | ふたり | 唐沢 寿明 | 幻冬社 | 1400 | 家族や学校と訳別、役者を目指した少年が、ドン底でつかんできた生きる哲学。 |
| 233 | 「文藝春秋」にみる昭和史(1〜4) | 半藤 一利 | 文春文庫 | 660 | 「文藝春秋」に載せられたもののなかから時代を語るにふさわしいものを選んで元年より62年までの順で編集されたもの。どういった状況の時に、どんな立場の人が書いたかといったコメントもいっしょについていて興味深い。 |
| 234 | 平和へのかけ橋 | 明石 康 | 講談社 | 1400 | カンボジアの選挙の際に、ニュースで断片的な事は知っていたが、わかりやすく理解できた。人と人が争うことの悲しさ・犠牲になる子どもたちの無念さなども感じ、だからこそ必要な国際的な平和機関がいることなど。 |
| 235 | ベトナム枯れ葉作戦の傷跡 | 轡田 隆史 | すすきわ書店 | 戦争はすんだのに、なのに今戦争の犠牲者が次々と・・・・。 | |
| 236 | 辺境・近境 | 村上 春樹 | 新潮社 | 1400 | メモンハンの草原から、メキシコの港町、瀬戸内海の無人島、著者の故郷の神戸まで村上春樹の旅の記録。 |
| 237 | 方丈記を読む | 馬場 あき子 松田 修 |
講談社 | 640 | 淡々たる事実の叙述の裏に積極的に「遁世」の意志を探り、また捨てがたき妄執の中に人間の業を観る白熱の対論。 |
| 238 | ぼくがぼくであること | 山中 恒 | 角川文庫 | 340 | 主人公は小学校6年の秀一、優等生の兄2人、二つ下の妹(自称美人の自信家)を持つ秀一は母のお小言が断えずついに家出を試みる。そして、いろんな事件にまきこまれて・・・。 |
| 239 | ぼくは くまのままで、いたかったのに | イエルク・シュタイナー | ほるぷ出版 | 1350 | 冬眠から目覚めたら、森はなくなり、工場が建っていた。おまけに、なぜだか人間と間違えられ、工場で働かされるハメになったクマの運命は・・。身勝手な人間に翻弄されるトボケ顔のクマが、おかしく、哀しい。人間の愚かさと傲慢をユーモラスに描く。 |
| 240 | ぼくはこんな本を読んできた | 立花 隆 | 文藝春秋 | 1500 | 驚意的な読書にただもうびっくり!学ぶことも多い。ぼくが知りたいと思うただ一つのことは、ぼくは何者なのか 他人といかにかかわりあっているのかということ∞真に見るということは自分自身を見ることによって、自己と他者との関わりを見ようとすることにある。その論点を失ったら、何も見てないことと同じである |
| 241 | 星のカンタータ(他)ほろびた国の旅 | 三木 卓 | 角川文庫 | 絶版 | 三木卓の少年文学 音波でなく虹模様の色の光でことばを交わす星の国で、色を見分ける力に欠けた男の不幸をみつめる物語。みんなから除け者にされ、いじめられたので、話をしたいのに口のきけなくなった星の子マミ・・・。 |
| 242 | 星の大地 (1・2・3・) | 冴木 忍 | 角川スニーカー | 各 470 |
砂漠を隔てて対峙する大国レーンドラとユハリシュ。大国制覇を求める二国の戦いは長く続いていた。レーンドラの女王サウラと侍女アゼルはある男を探すため、こっそり城を抜け出して旅へ出るのだが・・・・。コミカル風ファンタジー。痛快娯楽活劇。生徒に人気! |
| 243 | ぽっぽや(鉄道員) | 浅田 次郎 | 集英社 | 直木賞受賞作品。短編8編が収録されている。どの作品も読んでいると涙が出てしまう。久しぶりに泣ける本だった。 | |
| 244 | ホリー・ガーデン | 江國 香織 | 新潮文庫 | 476 | 果歩と静枝は幼なじみ。二人はいつも一緒だった。たくさんの余分な時間を共有してきた。30歳目前にいまでも、二人の友情には変わりはない。対照的な女性同士が織りなす、心が洗われる友情物語。 |
| 245 | 滅びゆく思考力 | ラエーン・ハーリー | 大修館書店 | 1992 | 幼児教育に関心のある人はぜひ! |
| 246 | ほんとうの豊かさとは | 暉峻 淑子 | 岩波ブックレット | 400 | 岩波新書にも同様の著書があるが、これは60ページ程なのですぐ読める。ほんとうの豊かさとは何か?私たちはどう生きたらよいのかを見直させてくれる。 |
| 247 | 本の運命 | 井上 ひさし | 文藝春秋 | 1000 | 第一章「生い立ち、そして父母について」の巻 第二章「井上流本の読み方十箇条」の巻 第七章「ついに図書をつくる」の巻 |
| 248 | 本をどう選ぶか | 伊藤 昭治 山本 昭和 |
日本図書館 | 2400 | 蔵書構成・図書選択について、実務者の立場からの調査結果の集大成。 今現在の自分の仕事の問題点がまさにズバリと取り上げられていて、大変参考になった。 |
| 249 | マァヨンハァポン ぼくたちのバナナ村探訪記 | グリーンコープ | 葦書房 | 1545 | 親の勧めで、いやいや参加した高校生も、受験を前に自分をみつめなおそうと参加した高校生も・・。それぞれの体験をもとに |
| 250 | マガリ君登場 | 織田 正吉 | 径書房 | 1200 | 自分では素直でいい子だと思っているが、何かあるとボクそっくりの少年がふっと体の中へ入ってきてぼくは、ぼく自身でなくなり・・。 |
| 251 | 真面目すぎる君に伝えたいこと | 永尾 カルビ | PHP研究所 | 1200 | 好きなことを100コやってから自殺しようという章のタイトルを見て、ある女の子は「5つまでしか思いあたらない・・・」とかいっていたが・・・。 |
| 252 | まちがい食事学 | 阿野 友美 | 毎日新聞社 | 980 | 現代は、飽食の時代と云われていますが、案外正しい食事の習慣を知らないことが多いと、この本を読んで考えさせられました。このほかに、「まちがい食品学」「まちがい料理学」の著書もあります。 |
| 253 | まる子だった | さくら ももこ | 集英社 | 大地震の噂におびえた日、夏休みのラジオ体操の思い出など。おかしな出来事が爆笑をもってふたたびよみがえる。 | |
| 254 | まんが 西洋美術史(1〜3) | 高階 秀爾 | 美術出版社 | 1600 | 人類の歴史上、貴重な作品がどのようにして生まれてきたか、そのため芸術家たちがいかに様々な努力と苦心を重ねてきたか、その歴史を親しみやすいかたちで書かれ本、優れた美術品に接する喜びと、美しいものを大切にする心を育てる上で役に立つ一冊。 |
| 255 | 見知らぬ海へ | 隆 慶一郎 | 講談社 | 1300 | 向井正綱は暁暗の中で釣糸を垂れていた竿は使わない、じがに釣糸を手で握っていた。この方が微妙なあたりの感触を味わえるからだ・・・。<妙だな>いつもなら面白いほど魚がかかってくる時刻なのである。図ぬけた海戦場面、ほれぼれするような父と子の絆、波涛を超え、大いなる夢に生きた向井水軍の運命は・。 |
| 256 | ミタカくんと私 | 銀色 夏生 | 角川書店 | 1030 | 特にこれといった事件も起こらず、なんとなく毎日が過ぎていく中で、それなりにいろいろな考えもする、ナミコとミタカの気ままな毎日の恋愛小説。 |
| 257 | みにくい日本人 | 高橋 敷 | 原書房 | 1200 | 宇宙物理専攻の著者は、NASA、ペルー勧業省の招きでアンデスに赴き、次いで、ペルー、ベネズエラ各大学で宇宙科学、教育統計学を開講。南米生活の中で、根本的人間のあり方、優しさ、厳しさを教えられた作者が、日本人にとっては確かで、あたり前と思われている日本社会のゆがみを痛烈に指摘している。思わず胸に手をあてたくなる書。 |
| 258 | 宮澤賢治のお菓子な国 | 中野 由貴 | 平凡社 | 1600 | 宮澤賢治の作品にはいろいろなお菓子が出てくる。不思議なもの、おいしそうなもの。イラストがとても美しくて楽しめる本です。 |
| 259 | 村上春樹、河合隼雄に会いに行く | 村上 春樹 河合 隼雄 |
岩波書店 | 1236 | 心理療法家・河合隼雄と作家・村上春樹の対談集。「物語」で人間は何を癒すのか、結婚とは、現在の日本社会について等。現在に生きることを意識・無意識といった心理的な角度から考えさせられる本。 |
| 260 | メルヘン・ファンタジーイラストレーション | グラフィック社 | 3000 | 43人のイラストレーションがのっていて生徒に大好評 | |
| 261 | もうひとつの生き方 | 宮迫 千鶴 | 海竜社 | 1200 | タイトルと作者にひかれて読んだ。内容は女性の生き方や、夫婦について、親子んついてなどのエッセイ。作者は画家でエッセイスト。幼い頃両親が離婚したり、自分自身はママハハだったりする。根は「夢見る」人間なので世間の中年からハズレているかもしれないのが、とても共感することが多く、元気づけられた。 |
| 262 | モモ | M・エンデ | 岩波書店 | 1600 | 人間から時間を奪ってしまう不気味な男たち―時間どろぼうと、奪われた時間をとりかえしてくれた、年齢も素性もわからないけれど話していると人の心をなごませる女の子モモの不思議な物語。人間にとって大切なこと。本当の意味で「生きること」とは何か、もう一度考え直さずにはいられなくなる作品。 |
| 263 | 森のこえ | フェリドゥン・オラール | 蝸牛社 | 2000 | 優しさいっぱいに包まれた、トルコの絵本 |
| 264 | 森の中のアシガシ | ジャン・カリエール | 青山出版社 | 1600 | 雪深い南仏ロゼール山中の精神病院で、凍死しかけた男が発見された。男は意識不明身元の手掛かりは胸の刺青(アシガシ)だけだった。男は一命を取りとめたが、声を失い、記憶を完全に失っていた。山・雪・深い森・南仏の自然を背景に、男は自己を探し求める。 |
| 265 | 野生の風 | 村山 由佳 | 集英社 | 1300 | 「野生の風」は主人公たちが職業とする染色や写真の世界がおもしろく織りこまれている。 |
| 266 | 夕方らせん | 銀色 夏生 | 角川書店 | 1400 | はじめての物語集。 静かに明るい16篇。 |
| 267 | 雪のひとひら | ポール・ギャリコ | 新潮社 | 420 | 愛する相手との出会い、そして別れ。女の一生を、さまよう雪のひとひらに託して描くファンタジー。文庫本化 |
| 268 | 用心棒日月抄シリーズ(1〜4巻) | 藤沢 周平 | 新潮社 | すぐれた時代小説を多くのこしした藤沢周平。 愛読者は著者没後、増々ふえているそうだ。 一見地味なようで、心に深くしみとおっていく。彼の作品を読むと、静かに深呼吸したような、そんな気持ちになる。 |
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| 269 | ヨーロッパを読む | 阿部 謹也 | 石風社 | 3605 | 阿部史学のエッセンス。「死者の社会史」から「世間論」までヨーロッパにおける「近代の成立」を鋭く解明。西欧的個と世間的日常に分裂して生きる日本知識人の問題に迫る。 |
| 270 | 吉原御免状 | 隆 慶一郎 | 新潮社 | 560 | 宮本武蔵に育てられた青年剣士、松永誠一郎は師の遺言に従い江戸、吉原に赴く。だがその地に着くや否や、八方からの果多しい殺気が彼をとりかこんだ。裏柳生忍びの狙う「神君御免状」とは何か、武蔵はなぜ、彼をこの色里へ送ったのか、吉原成立の秘話、家康影武者説をも織り込んで縦横無尽に展開する長編。 |
| 271 | よその子 | トリイ・ヘイデン | 早川書房 | 1900 | 「シーラという子」「タイガーと呼ばれた子」に続く、ヘイデンのノンフィクション作品。読字障害のロリ、自閉症のブー、目の前で父を殺された少年トマソ、妊娠したクローティア、自分の無力さに打ち負かされながらも、一日のうちのそのときそのときのために人間であることの痛みやわずらわしさ、残酷な美しさのために働いているだけ≠サれだけで十分という言葉に心打たれる。 |
| 272 | ヨメより先に牛(ベコ)がきた | 役重 真喜子 | 家の光協会 | 1470 | 東大法学部卒、農水省キャリアが研修先の岩手県の小さな町に居ついてしまった、町役場の職員として・・・・。 カルチャーショックの中で農家の嫁となるが周囲の人々を巻き込んでいく行動力は目を見張るものがある。それにしても、何度吹き出したことか?オモシロかった。 |
| 273 | 読んで旅する世界の歴史と文化 北欧 | 新潮社 | 3000 | 3000円と少し高いので一括購入するよりも配本で揃えていきたいシリーズもの。まだのところは是非おすすめします。レファレンスもGOOD! | |
| 274 | ラブ゛&ポップ(トパーズU) | 村上 龍 | 幻冬舎 | 「援助交際」を女子高生の側から真正面に描いた小説。普通の、もしくは洗練された女性たちかもしれない女子高生の生き方(考え方)が上手に描かれている。 | |
| 275 | 理想の学校図書館 | 稲垣 信子 | 筑摩書房 | 1900 | 司書教諭として21年間東京都立日野高校に勤務した著者の学校図書館の教育活動を検証しようとしたもの。 |
| 276 | 理想の児童図書館を求めて | 桂 宥子 | 中央公論社(中公新書) | 660 | 『モンゴメリ日記』を訳した著者が、トロントの児童図書館に日本人司書として勤めてきた経験をもとに、理想の図書館員とは、理想的な児童図書館とは・・・、が書かれている。著者の経験をみると、とてもうらやましい図書館体験をおくってきている。 |
| 277 | 理想の人生 (生還の記) (裸足と貝殻) |
三木 卓 | 河出書房 | 1890 | 大連で早逝した父、死の直前の母の姿、同窓の友・・・。逝った人々を静かにみつめる。自伝的連作小説 |
| 278 | 龍は眠る | 宮部 みゆき | 新潮社(文庫) | 680 | サイキックの能力をもった少年とともに遭遇した死亡事故。文の書き方が、後の展開を気にさせる。 |
| 279 | 龍平の現在 | 川田 龍平 | 三省堂 | 1250 | 非加熱製剤の投与で、エイズに感染した著者が、裁判で和解が成立するまでの行動を日記にまとめたもの。「勝ち目がない」と反対する夫とも別居し、著者と共に奮闘される、母親の心の心情もかいま見えて、読む人に感動をあたえる手記です。 |
| 280 | 竜馬がゆく | 司馬 遼太郎 | 文春文庫 | 各 500 |
土佐の郷土の次男坊の生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇跡の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに大きなスケールで描く永遠の青春小説。 全8巻だが、一度読み出すとドンドン読んでいく面白さがあるらしい。私自身気になりながら今まで読むチャンスを逃がしていた。長崎にも深い関わりがあるので、高校時代に読んでおくといいと思う。ぜひ文庫で揃えたい。 |
| 281 | リング・らせん | 鈴木 光司 | 角川書店 | 各 540 |
一本のビデオテープを観た少年少女が同日・同時刻に死亡した。この忌まわしいビデオの中には、一体どんなメッセージが・・・・? |
| 282 | 歴史をつくる女たち (全8巻) |
木村 尚三郎 辻 邦生 三浦 一郎 |
集英社 | 1、愛と憎しみの原型 ハトシェプスト他 2、不滅の愛の生きて イソルデ他 3、ルネサンスの光と影 イサベル女王他 4、華麗なる宮廷の誘惑 マリア・テレジア他 5、世紀末の愛と炎 ルー・サロメ他 6、妻の名のもとに マリー・キュリー他 7、革命と戦争と恋 ヘレン・ケラー他 8、私たちは挑戦する ココ・シャネル他 |
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| 283 | レディ・ジョーカー (上・下) | 高村 薫 | 毎日新聞社 | 各 1700 |
大企業の社長誘拐を核にストーリーが展開する。誘拐犯は5人。小さな薬屋の主人、トラックの運転手、町工場の工員、刑事、信用金庫の職員というように、全員が職業を持っており、経済的に貧窮者は一人もいない。そんな人間がなぜ、社長誘拐を企てたのか?5人それぞれが、異なる動機で誘拐犯に加わるのだが、その動機の設定が「レディ・ジョーカー」の魅力を際立たせている。 |
| 284 | ロバートがやって来た | 西川 久子 | 理論社 | 差別・いじめ・家庭内暴力。子供たちをとりまく環境は大人社会を鏡に写したようだ。ロバートがアメリカからやってきた。ロバートが黒人だということで、いろんな問題を起こし、そして悲しい思いをしながら周りを含め成長していく過程を描く。考えさせられる点が多い。 | |
| 285 | 我が家には、いろんな動物がやって来る。 | 中嶋 捷恵 | どうぶつ社 | 1500 | 東京、青梅市に住む、自稱町工場ノオッサン一家に、おとずれる多くの野生動物とのふれあいを、イラスト入りで紹介した本。開発が進み、自然が破壊され、動物たちが住みずらく、減少傾向にある時、動物好きの人にすすめたい、ほのぼのと楽しくなる読物 |
| 286 | わたしと小鳥とすずと (金子みすゞ童話集) |
金子 みすゞ | JULA出版局 | 1236 | 「すずと、小鳥と、それからわたし、みんなとちがって、みんないい・・・・。」みすゞは死後五十年をへて、才気ゆたかな若い詩人の情熱によってよみがえった。そのことがうれしい&錘ュ悦子 |
| 287 | わたしのせいじゃない | 岩崎書店 | 小学校の休み時間、1人の子がいじめにあって泣きじゃくっている。それを横目に、クラスの子どもたちが口々に言う。「見ているだけだった・私のせいじゃないわ」など。絵本はそんな情景描写から始まる。いじめの状況と責任のなすり合いを描いた本で実はスウェーデンの絵本の翻訳だ。日本の学校でもよくある光景だろう。 | ||
| 288 | わたしの出会った子どもたち | 灰谷 健次郎 | 新潮社 | 930 | 子どもたちひとりひとりが、著者に教えたやさしさと人生の意味。純粋な子どもたちの心の声に感動し、教えられることが大きかった。 |
| 289 | 私のミュンヘン日記 | 子 安 文 | 中央公論社 | 540 | 両親の仕事の関係で1971年西ドイツ、ミュンヘンへ渡独した作者・子安文さん。当時6歳だった彼女が2年間のドイツ生活経験後一旦帰国する。この作品は、作者が再び中学生となって(当時14歳)から渡独し、私立シュタイナー学校へ編入し卒業、そして、大学入学資格(アビトゥーアとよばれる)試験を受験するまでの6年間をつづったノンフィクションである。 ドイツで一般的に知られる公立校ギムナジウム(進学校)とは異なる教育方針を持つ、シュタイナー校でどのような学園生活を送り、どのようなことを考え・感じとり学んできたかなどティーンエイジャーからの視点でわかりやすく描かれている。 |
| 290 | 私は忘れない | 有吉 佐和子 | 新潮社 | 400 | 主人公が離島を訪れ、自然との闘いの中でたくましく運命を切り開く人々の純朴な姿に心を打たれ、生きる力を取り戻す物語。随分、前の小説であるが生きる力を与えてくれるような感動的な内容であった。 |
| 291 | わたしを束ねないで (詩画集) |
新川 和江 | 北泉社 | 1553 | わたしを名付けないで 娘という名、妻という名 重々しい母という名でしつらえた座に 坐りきりにさせないでください わたしは風 りんごの木と 泉のありかを知っている風・・・。 ・・と代表作を含む美しい構成の本 |